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うつ克服 プロサウナーのヨモギー氏「サウナの作法」語る

7/2(日) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 サウナの効用のひとつに自律神経のバランスを整えることがある。うつ病をサウナで克服したプロサウナーのヨモギー氏に話を聞いた――。

「離婚を経験し、うつ病を患っていた20代後半、実家のある北の大地でサウナと出合いました。高温の室内で多量の汗をかき、露天に出て風に吹かれながら体のほてりを冷ました。すると、雄大な自然の向こうにポッカリと雲が浮かんでいた。悩みが消えたように感じ、以来サウナにハマるようになりました」

 ヨモギー氏は普段はごく普通の会社員。アラフォーとなった今も時間をやりくりしながら年間700回以上もサウナに通い続けている。好きが高じて厚労省が後援する「サウナ・スパ管理士」という資格まで取得した。

「ストレス過多の環境下では自律神経が乱れます。これが悪化すると、人はうつ病になります。サウナに入っている状況下では交感神経が働き、まさにストレスにさらされている状況です。そのストレス環境から出て水風呂に漬かり、体が常温に戻る過程で副交感神経に切り替わり、人はリラックスした状態になる。この繰り返しで、自律神経は安定するのです」

 具体的には、サウナに入って我慢している時、アドレナリンや男性ホルモンが放出され、そこから解放されると、アセチルコリンが出てリラックスを感じるのだ。

 では、サウナに入る際の作法はあるのか。

「私はエチケットとしてかけ湯だけでなく、最初にせっけんを使って体を洗います。その後もすぐにはサウナに入りません。まずは水風呂に入って体温を平熱まで戻します」

 ここまでが準備段階だ。

「サウナ内でのベストなポジション・体勢は、人によって異なります。私の場合、混雑していない状況なら上段でごろりと横になり、壁にもたせ掛けるなどして足を少し上げます。上段にポジションを取るのは、下段から上段に行くほど、室内温が高くなるからです。そして先ほども言いましたが、サウナは出た後が大事。リラックス気分を長く保つため、できるだけ長く時間を使って体を冷ましていきます。常連は10度以下の水風呂を多く好みますが、私は通常の17~18度の設定でもこだわりません。水風呂が苦手という人は、外の風にあたりながら体のほてりを冷ましても結構です」