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最終段階で中国行きが消滅のモデスト、移籍を望んでいなかった?「退団を願ったことはない」

7/2(日) 21:13配信

GOAL

日本代表FW大迫勇也が所属するケルンのフランス人FWアンソニー・モデストは、天津権健への移籍を希望していなかったという。ドイツ誌『ビルト・アム・ゾンターク』で、成立しなかった中国行きの舞台裏を明かしている。

3500万ユーロ(約44億円)というケルン史上最高額の移籍金で、中国の天津権健への移籍が決まりかけていたモデストだが、先月28日にクラブは「全関係者による合意が得られませんでした」と発表。最終段階に至っていたとされる交渉は頓挫し、一時現地にも滞在していたモデスト本人は、3日からケルンのプレシーズンに合流することになった。

これまではモデスト側が天津への移籍を希望したものの、ケルン側が移籍を許さなかったと見られていた。しかし今回のインタビューで「メディアを通じてさらに緊迫した空気をつくりたくない」と前置きしたモデストは、「プロフェッショナルな姿勢を貫いて、敬意を払いたいところだったが、もう我慢できない」として次のように語った。

「僕が退団を願ったことはない。僕がここを離れたいと耳にしたことがあるかい? 絶対にないだろう! ケルンは僕の故郷のような場所であり、これからもそうあり続ける。責任者たちが何しようと関係なくね。僕は何の臆面もなく、このクラブを愛していると言えるんだ!」

モデストによると、自身の移籍を望んでいたのはクラブ側だという。

「昨季終了前、新ユニフォーム披露のための撮影会に呼ばれなかった。サッカー界での経験から、(ケルン幹部が)僕を売却するつもりだと分かったんだ。クラブの利益になるならと、受け入ることだってできたかもしれない」

「僕は(天津との)契約が締結されなかったことを悔んでいないし、ガッカリもしていない。ケルンは3500万ユーロを断った。だが、それは僕の責任ではない。僕はクラブ間で合意すれば移籍すると話してきた。だけど、自分から去りたいと言ったことなんてない。金の問題ならば、より好条件のオファーを受けていた2月に移籍を試みていただろう。でも、ここを去りたいと思ったことなんてないんだ」

交渉の破談に関して、ヨルク・シュマットケGM(ゼネラルマネジャー)は以前に「中国側には問題がない」と発言していた。また選手の代理人が過度の仲介料を要求したとの報道もあったが、モデストは「代理人のせいにするのは簡単だが、不当だね。契約が結ばれなかったのは彼らのせいではない」と強調。今後のことについては、次のように話している。

「月曜(3日)の午後からトレーニングに参加することになるが、いつものように上機嫌で取り組むつもりだ。チームメートやスタッフ、ファンやコーチ陣に会えることを楽しみにしている。こうなったのも運命と言えるだろう」

何らかの理由により実現しなかったモデストの中国移籍。「緊迫した空気をつくりたくない」と説明する同選手だが、クラブとの信頼関係には多少のヒビが入ったかもしれない。

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最終更新:7/2(日) 21:13
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