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ロッテ・伊東監督、石川の危険球退場で救援陣踏ん張れず「先発が崩れると…」

7/2(日) 19:16配信

デイリースポーツ

 「ロッテ3-8日本ハム」(2日、ZOZOマリンスタジアム)

 前半戦の緊迫した雰囲気が一転し、一方的なゲームになった。

 分岐点は五回、先発・石川の危険球退場だった。4回までパーフェクトピッチ。ストレートが走り、変化球も切れていた。

 だが、この回に先頭・中田の初安打から1死一、二塁のピンチを招いた。次打者、石井一へ1-2からの内角球は頭部死球となり、危険球の判定で退場となった。

 「思わぬアクシデントがあって…。益田はよく抑えてくれたが、後ろが疲れていて、しわ寄せがいった。(相手も)なかなか点が取れず、投手戦かと思ったが…」

 伊東監督は静かに振り返った。

 1死満塁。それでも急きょ登板した益田が気迫の投球で市川、中島を連続三振に切って落とした。

 だが、六回に3番手の有吉が2被弾だ。

 大田に初球、142キロストレートを中堅左へ運ばれる。先制弾。続く松本にも2-1から141キロのストレートを左翼席に突き刺された。

 ともに真ん中高めのボールだった。

 その裏、ロッテも1死一、三塁からペーニャの右適時打で1点を奪って追撃の姿勢をのぞかせたが、そこまでだった。

 八回だ。5番手の大谷がレアードに17号2ランを浴びる。これでロッテ投手陣はレアードの17本塁打のうち、実に7本を供給したことになる。

 さらに6番手の藤岡が1死満塁から中島に押し出しの四球、大田には2点適時打を喫した。この回、一気に5点を失った。

 「1発を食らってはいけない場面だったけど、先発が早い回に崩れるとこういう展開になる。大谷もだいぶくたびれている。藤岡は使えないな。あれでは」(伊東監督)

 石川も、「こういう形で急きょマウンドを降りてしまい、チーム、ブルペン陣、相手打者に申し訳ない気持ちしかありません。すいません」。敗戦の責任を1人で背負ったようにうなだれた。

 この日の観衆は27854人。7点差で迎えた九回、ファンに最後の意地を見せた。

 1死一、二塁から代打・井口が左翼フェンス直撃の適時二塁打、そして伊志嶺の内野安打で2点を奪った。

 井口は言った。「ファンの人たちがあんなに残って応援していた。なんとか1本打ちたかった」

 これで借金は今季最多タイの「26」になった。それでも、応援を続けるファンのためにも、最下位脱出を諦めるわけにはいかない。

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