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【日本ハム】大田、松井さんの言葉を力に初の10号!

7/3(月) 6:04配信

スポーツ報知

◆ロッテ3―8日本ハム(2日・ZOZOマリン)

 振ることを恐れてはいなかった。大田がフルスイングした打球は左中間席まで伸びていった。6回先頭、有吉の真ん中に入ってきた初球の直球を仕留めた。8試合ぶりの先制10号ソロが決勝弾となり「めっちゃうれしいです! いいところで打てて本当によかった」と、喜びをかみしめた。

 巨人8年間で通算9発だったが、今季は出場53試合で10発。自身初の2ケタ本塁打を達成したが「もっと打てるようにしたいですし、持ち味を出していきたい」と先を見据えた。結果を意識し過ぎて持ち味を出せなかった巨人時代。新天地で吹っ切れた男は、失敗を恐れないことを常に心掛ける。

 “プチスランプ”にも迷いはなかった。この打席まで12打席無安打。そのうち5三振とバットに当たらなかった。構えた時に「楽な体勢にしたかった」と、左足をオープン気味にするなど試行錯誤。しかし「最近思い切っていくことができていなかった。小さくならないようにした」と気持ちはぶれなかった。

 レジェンドの温かい言葉も胸に響いた。先月末、巨人の背番号55の先輩・松井秀喜氏が大田の活躍に「彼の努力。それだけです。才能は誰もが認めていた」という発言を報道で知った。「コメントしていただけるだけでありがたい」。今でも気にかけてくれる、ただそれだけで力になった。

 8回に2点適時打を放ち2安打3打点。チームを4カードぶり勝ち越しに導いた。栗山監督は「疲れが出ているのはわかっていたけど、レギュラーになるには乗り越えないといけない」と、期待をさらに膨らませる。10発はまだ通過点だ。(岸 慎也)

最終更新:7/15(土) 21:20
スポーツ報知