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《ぐるっと点検ぐんま》スポーツ少年団 異学年交流 体力づくり 工夫を凝らす各団体

7/2(日) 6:00配信

上毛新聞

 地域の大人が指導役になって子どもたちの体力づくりに取り組む「スポーツ少年団」。少子化や習い事の多様化を背景に、全国的に団員数が減る中で、群馬県内の各団はレクリエーションや文化活動を取り入れるなど工夫を凝らし、スポーツ振興に努めている。

■草津49%加入

 「練習を始めるよ」―。休日の高崎新町一小の校庭に、運動着姿で集まった小中学生の声が響く。高崎市新町を拠点とする新町SVCスポーツ少年団は50人が所属。この日は20人が参加し、駆け足や片足立ちで汗を流してから、ドッジボールや鬼ごっこを楽しんだ。小学2年の次男(7)が6月に入団した塩原あかねさん(43)=埼玉県本庄市=は同団のOGで「厳しさより楽しかった思い出ばかり」と振り返る。代表指導員の小出利一さん(59)は「勝ち負けより、スポーツ好きの子どもを増やしたい。地域の役に立つ人間としても成長してほしい」と期待する。

 スポーツ少年団の主な形態は、野球やサッカーなど1種目中心の単一種目型と、さまざまな種目に取り組む複合種目型がある。異学年が交流しながら、発達段階に応じたスポーツの基礎を育むが、少子化などを背景に団員の減少が続く。県内の2016年度の団員数は1万9333人で06年度の2割減となっている。

 県内で加入率が最も高いのは草津町の49.3%。9団体(9種目)のうち、一番人気はスキーで、町内の団員の約3割が所属。地元NPOによる活動費の支援など地域ぐるみでサポートしており、同町スポーツ少年団本部長の中沢隆教育長は「スポーツ指導を受けて育った保護者は多く、子どもは地域で育てるという考えが根付いている」と分析する。

■文化活動も

 そろばん学習など文化活動も積極的に取り入れているのは、前橋市の朝倉スポーツ少年団。本年度から、全国組織の日本スポーツ少年団(東京都)が小学生以上だった入団条件を3歳以上に変更したため、4歳と5歳の女児2人を受け入れた。「今後は保育士の協力も得たい」(同団)という。

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最終更新:7/2(日) 6:00
上毛新聞