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「愛加那語れるのは龍郷だけ」たつごう未来創造フォーラム

7/2(日) 10:55配信

南海日日新聞

 鹿児島県龍郷町の観光の在り方を考える「たつごう未来創造フォーラム」(同実行委員会主催)は1日、町りゅうがく館であった。赤崎隆三郎・NPO法人地域交流センター副代表理事をコーディネーターに、各分野で活躍するパネリスト7人が登壇。交流と連携による新たな「観光ストーリー」を考察した。
 奄美観光は格安航空会社(LCC)バニラ・エアの参入で新たな展開を迎えている。フォーラムはLCC就航から丸3年となる同日に合わせて開催した。
 圓山和昭実行委員長は5月の全国首長連携交流会について報告。森本伸一バニラ・エア営業部長の提言から「成田や関西と隣町というグローバルな発想で観光展開を見据える」「ストーリーを持たせた観光の取り組みが必要」などと紹介した。
 安田壮平奄美市議は来年のNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」を「西郷を売り出すラストチャンス」と位置付け、「愛加那(あいかな)を語れるのは龍郷町だけ。悲しい運命の人だけでいいのか。明治維新の立役者である西郷隆盛の妻であり、菊次郎の母。最後までこの地で生き抜いた強さを語らないと本当の意味での感動は生まれない」と訴えた。
 里井つとよHUG奄美代表はオープンガーデンなどの活動を紹介しつつ、「手付かずの自然は立派な商品そのもの」と強調。
 あまみエフエムパーソナリティーの渡陽子さんは「シマ(集落)の中で育まれた価値観、寛容性、ありのままで受け入れる姿が観光客の『懐かしい』につながる」と奄美の魅力を分析した。
 同町の学芸員、川元美咲さんは「集客に伴う経済効果がゴールではない。どういった町づくりをしたいか考えていきたい」と語った。

南海日日新聞

最終更新:7/2(日) 10:55
南海日日新聞