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「9歳の壁」って何? 乗り越えるための保護者のサポートとは?

7/2(日) 12:02配信

ベネッセ 教育情報サイト

「9歳の壁」という言葉を耳にしたことはありますか。この時期、学習や生活、友人関係などさまざまな場面で苦手意識をもったり、自信を失ったり、「壁」にぶつかる姿が見られやすくなります。9歳前後の子どもの発達をよく理解して、壁を乗り越えられるようにサポートしましょう。

抽象的思考や客観視する力が育つことが要因の1つ

9歳というと、小学3~4年生にあたります。まだまだ子どもという幼さを残しつつ、ちょっと背伸びをした大人びた言動も目立ち始める頃でしょうか。この時期の子どもが壁にぶつかりやすいのには、いくつかの要因があります。

●抽象的な学習内容が増える

小学校低学年の学習は、目に見える具体物や身近なことが主な対象となります。ところが3年生になると、例えば、算数の小数や分数、理科の電気など、具体的にイメージしづらい抽象的な内容が増えてきます。こうした学習内容が増えるのは、この時期の子どもに抽象的思考が育ち始めるからですが、成長には個人差があり、つまずいてしまう子どもも少なくありません。

●(抽象的思考の発達により)不安や恐怖を感じやすくなる

抽象的思考が育つと、自分が経験していないことや未来に起こるかもしれないことを想像するようになります。すると、将来に不安を抱いたり、死に強い恐怖心を抱いたりすることがあります。

●自分を客観視する力がつく

小学校低学年の子どもは保護者がほめたり励ましたりする言葉を素直に受け取ってがんばる姿が見られます。ところが9歳くらいから、自分と周囲を客観的に見比べて、劣等感をもったり、自信を失ったりしやすくなります。上で述べたように学習も難しくなり、「自分は頭が良くない」などと悲観してしまうこともあります。

抽象的思考や客観視する力は、どちらも大人になるうえで欠かせませんから、こうした「壁」は成長の表れに他なりません。ですから、保護者のかたは、否定して叱ったり、過度に心配したりせず、むしろ「わが子がしっかりと成長している」と、いったんは安心してください。

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