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ホークス、楽天と壮絶殴り合い 総力戦で制す サファテ男気の回またぎ「アドレナリンが出て楽しかった」

7/2(日) 7:40配信

西日本スポーツ

◆楽天9-10ソフトバンク(1日・Koboパーク宮城)

 逆転で死闘制した! 楽天との敵地決戦第2ラウンド。壮絶な殴り合いを工藤ホークスが総力戦で逃げ切った。今季初めてサファテを回またぎで起用。10-9と1点リードの8回途中に守護神を投入して逃げ切った。復帰登板でKOされた千賀を含む7投手のリレー。ブルペンには、岩崎だけというギリギリの状況でつかんだ白星だ。首位楽天と再び0・5ゲーム差。きょう勝って、球宴前の奪首に王手をかける!

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■パ最多タイの23S

 4時間26分の激闘をわずか1点差の勝利で終えた工藤監督は疲れ切っていた。2点を追う5回に、打者一巡の猛攻で一挙7得点。大量5点リードに勝利を確信したタカ党もいただろうが、首位楽天は簡単には勝たせてくれなかった。今季最多タイ7投手の継投で「薄皮一枚」のリードを死守。最後は、今季初めてサファテを回またぎで登板させる執念で、何とか白星をもぎとった。

 「疲れた…。何より勝ってよかったです。やっぱり野球は最後まで、終わるまで、何が起こるかわからないなと。投手もどんどん、どんどんね」

 指揮官はリードを守り抜いてくれた救援陣に感謝したが、この男の存在なくして勝利は完成しなかった。1点リードの8回。嘉弥真が1死一、二塁のピンチを招くと、サファテが交代を告げられた。今季30試合目の登板で9回以外のマウンドは初。一打同点、長打なら逆転もあった場面で、今江を打席に迎えた。追い込んでからの6球目。フォークをはじきながら、甲斐が三塁を狙った岡島を好送球で刺すと、なおも2死二塁で、今江をフォークを投じて空振り三振に切った。

■工藤監督「疲れた」

 ブルペンに残るのは岩崎だけという状況で、サファテは続く9回もマウンドに登り、三者凡退で楽天打線を片付け死闘を締めた。「回またぎ? 16球しか投げていない。いつも9回の最初から投げているので、久々にランナーがいて、1点差という状況でアドレナリンが出て楽しかった」。リーグトップタイの23セーブ目は、今季の中でも最もハードな状況で手にしたが、普段通り、事もなげに男(おとこ)気たっぷりの大仕事を振り返った。

 10-9と壮絶な殴り合いのような展開だっただけに、最終盤の攻撃を防げるのはサファテくらいしかいないと言っても過言ではないが、守護神は自身のことよりも仲間をたたえた。「拓也(甲斐)がああやって止めてくれるから最後もフォークを投げられた」。8回にバトンを受けた嘉弥真にも「4連投だったのに(8回無死一、二塁から)銀次を抑えてくれた。あれがなかったら苦しかった」と感謝。まさにチーム一丸の総力戦で、楽天にまた0・5ゲーム差に詰め寄った。超ハードな試合を制した勢いで、過去5度連続ではね返されている「壁」を、今度こそ突き破る。

◆きょう勝っても2位

 きょう2日の試合にソフトバンクが勝てば、76試合で49勝27敗、勝率・645となる。楽天は68試合で44勝23敗1分け、勝率・657。ゲーム差は逆転するが、楽天の消化試合数が少ない関係で勝率では上回れず、2位は変わらない。

西日本スポーツ