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4K入門機の最適解!ソニー初のUHD BDプレーヤーUBP-X800・2

7/2(日) 12:02配信

Stereo Sound ONLINE

 Stereo Sound ONLINEで随時掲載している新製品レビュー。今回はソニー初のUHD Blu-rayプレーヤー「UBP-X800」編だ。ここでは[その2:音楽・映像プレーヤーとしての機能をチェック!]をお届けする。

4K入門機の最適解!ソニー初のUHD BDプレーヤーUBP-X800レビュー



■高音質にこだわった筐体設計

 本機はハイレゾ音源プレーヤーとしても使える。本体正面右側のUSB端子に接続したストレージや、CD/DVD等に記録した音源ファイルを再生できる。なお、PCMは192kHz/24bitまで、DSDは11.2MHzまで対応する。

 ハイレゾ再生を存分に楽しむべく、本体設計にも工夫が凝らされている。筐体の骨格となるシャーシは、折り曲げ加工した部品や梁となる部品を多用して剛性をアップ。本機を持ち上げてみるとサイズ以上の重さが感じられ、このクラスにしてはコストをかけた様子が窺える。

 ソニー製品の高音質化の定番とも言える「sfヒートシンク」も採用されている。このヒートシンクはフィンの1つ1つに位置の異なるリブを入れた構造となっていて、音叉共振を防ぐとともに分割振動を抑え固有音を限りなく排除する。

 筆者としては高音質を謳うのであれば、しっかりとしたインシュレーターが装備されていたり、電源ケーブルが直付けでなく、着脱式だったりして欲しいところだが、この価格帯では仕方ないのだろう。ただ、ポジティブに捉えるならば、インシュレーターにアフターマーケット品を選ぶなど、チューニングを楽しむ「余地」が残されているとも考えられる。

 最近のソニー製品には標準装備とも言える高音質技術「DSEE HX」も備える。入力された圧縮音源やCD音源を独自のアルゴリズムで96kHz/24bitにアップスケーリングする。


■24p出力設定できるのは面白い

 映像面では、メニューからソースごとに24p出力を設定できるのが面白い。これは、24p対応のテレビと接続した場合に、24Hzで信号を出力する機能。24pで収録された映画などのコンテンツをオリジナルのフレームレートで出力することで、本来の画質を味わえる。本機では「Ultra HD Blu-ray/BD-ROM」「DVD-ROM」「データコンテンツ」「ネットワークコンテンツ」それぞれについて選べるようになっている。

 もちろん、フルHD相当の映像は4K相当にアップコンバートして出力される。また、やや古い製品には4K解像度でありながら、HDRに非対応のテレビが存在する。これらに接続して、HDRコンテンツを視聴する場合、本機がSDR相当に変換して出力する。その変換に独自のアルゴリズムを採用しており、あたかもHDRテレビで見ているかのような階調、色彩を表現できるのも特徴となっている。

 また、本機に触れて気になったこともある。UBP-X800本体にディスプレイと操作ボタンがほとんどないのだ。インフォメーション機能としてあるのは、電源ランプのみで、操作系のボタンも電源とディスクのイジェクトボタンのふたつだけ。そのため、操作はテレビ画面を見ながらリモコンで行なうか、ソニーのアプリ「Music Center」でスマホから操作する事になる。


取材・文:木村雅人

(その3:実際に音楽や映像を再生してみる! につづく)

<SPECIFICATIONS>
ソニー UBP-X800
オープン価格(想定市場価格4万5000円前後)
●再生可能メディア:Ultra HD Blu-ray/BD/DVD(Video/Audio)/SACD/CD/USBメモリー/HDDほか
●再生可能フォーマット:映像・MPEG1/MPEG2/MPEG4/MPEG4-AVC/WMV/AVCHD/Matroska Videoほか、音声・MP3/WMA/AAC/LPCM/FLAC/WAV/AIFF/ALAC/DSDほか
●対応サンプリング周波数/量子化ビット数:PCM・~192kHz/24bit、DSD・~11.2MHz
●接続端子:HDMI2系統(映像音声/音声のみ)、デジタル音声出力1系統(同軸)、USB1系統(タイプA)、LAN
●寸法/質量:W430×H50×D265mm/3.8kg

Stereo Sound ONLINE / 木村雅人

最終更新:7/3(月) 16:40
Stereo Sound ONLINE