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カル・クラッチロー、ザクセンリンクの高速右コーナー『ターン11』を危険視「”宝くじ”のようなモノだ」/MotoGPドイツGP

7/2(日) 19:17配信

motorsport.com 日本版

 ドイツGPの舞台であるザクセンリンクは、コース前半から7連続で左コーナーがあるというレイアウトになっている。その後のターン11はブラインドの高速右コーナーとなっており、週末を通じてクラッシュが多発。金曜日の2つのフリー走行で3回、土曜日のFP3で2回のクラッシュが起きている。

【動画】スコット・レディングが喫したザクセンリンクのターン11でのクラッシュ

 最初にその餌食になったのはスズキのアンドレア・イアンノーネ。転倒後、バイクが数回回転する大クラッシュだった。その後、スコット・レディング(プラマック)やアルバロ・バウティスタ(アアスパー)が相次いで転倒した。FP3では、カレル・アブラハム(アスパー)とヨハン・ザルコ(テック3ヤマハ)がクラッシュしている。

 LCRホンダのカル・クラッチローは、レディングがその”トリッキー”なコーナーでクラッシュした際、何も間違ったことはしていなかったと主張した。

「率直に言って、スコット・レディングは間違ったことは全く何もしなかったと言わざるをえない。彼がなぜクラッシュしたのかわからない。タイヤはすでに3周か4周していて、暖まっていた」とクラッチローは初日の走行後に述べた。

「そこは、かなり油断のならないコーナーなんだ」

「間違ったことをせず、すべてを適切にこなしても、まだ転倒する可能性があるんだ」

 このコーナーは2016年にも、批判の対象となったことがある。その年もフリー走行で複数回のクラッシュがあり、アレイシ・エスパルガロ(現アプリリア、当時スズキ)が不満を表明していた。

 クラッチローは彼の抗議を支持しており、クラッシュの多さはコーナー変更の正当化に繋がるべきだと語った。

「誤解しないでくれ。僕は高速コーナーが好きだし、限界を攻めるのが好きだ。だけど僕にしてみれば、それ(ターン11)は変更するべきだ」と彼は付け加えた。

「それは、全く手がつけられなくなっている。レース週末を通して”最悪”だと思っているよ」

「そこで、多くのクラッシュを見なければならない。金曜日にはバイクが宙を舞った。マーシャルたちはそんな風になるなんて聞いてもいないんだ」

「ターン11をきつく、遅いコーナーにする必要がある。シケインを作れと言っているわけじゃないがグラベルトラップを作って、右に曲がってから左に曲がり、それから丘を下るようにするべきだ」

「問題はそこにあるバリアなんだ。もしそこに左コーナーを作るとすると、右側にバリアがある。それは動かせないので、難しい問題だ」

 レプソル・ホンダのマルク・マルケスも、今年の路面再舗装でバンク角がわずかに変更されたターン11が危険だということには同意しているが、ターン11のレイアウトを変更するだけでは問題は解決しないと語った。

 ターン11について聞かれたマルケスは「そこが非常に速いコーナーだというのは事実だし、正直に言うと僕はFP1でリスクを冒したくないので、そこで0.1秒をロス(するくらいスピードを落と)していた」と答えた。

「だそこは約時速220kmで通過するんだ。クラッシュはいつも激しいものになる。だけど、コーナーを遅いものにするというのはとても難しいことだ。なぜなら、遅いコーナーにすればバイクをもっと倒すようになるからだ」

「コーナーを遅くすればバイクのバンク角が増え、それでもまだかなり速いコーナーになってしまうだろう。だから、遅くするためにはすべてのレイアウトを変える必要があるんだ」

David Gruz

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