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Moto2ザクセンリンク決勝レポート:モルビデリ貫禄の今季6勝目。中上貴晶”13台抜き”の10位フィニッシュ

7/2(日) 20:21配信

motorsport.com 日本版

 雨に祟られた前日の予選とは打って変わり、ドライコンディションでスタートを迎えたMotoGPドイツGPのMoto2クラス決勝。気温は21度、路面温度は33度と発表されたが、スタート直前には上空に雲が広がり始め、一抹の不安を抱えてのレースとなった。

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 ホールショットを奪ったのは、2番グリッドからスタートしたアレックス・マルケス(マルクVDS)。ポールポジションスタートのフランコ・モルビデリ(マルクVDS)は2番手となった。3番手にはトーマス・ルティ(CarXpert Interwetten)が上がり、ランキング上位勢がトップ3を占めた。

 予選がうまくいかなかった中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は1周目に9つ順位を上げ、14番手までジャンプアップして見せた。

 3周目にルティがマルケスのインに飛び込み、首位に浮上。そのマルケスは若干コーナーのラインがワイドになり、モルビデリに2番手のポジションを奪われてしまう。

 この3周目の最終セクターで2台のマシンが転倒。これに乗じて中上は11番手にポジションを上げた。

 5周目、ルティが後続を引き離しにかかる中、3番手を走っていたマルケスがリヤのハイサイドを起こして転倒。リタイアとなってしまう。

 独走になるかと思われたルティだが、マルケスがいなくなった後、モルビデリが一気にペースを上げて接近。ルティvsモルビデリの一騎打ちの状態となっていく。3番手のサンドロ・コルテセ(Dynavolt Intact GP)はふたりについていけず、8周目にミゲル・オリベイラ(Red Bull KTM Ajo)に抜かれ、その後徐々に順位を落としてしまう。

 この8周目。モルビデリがルティをついに交わして先頭を奪い返す。しかし抜かれたルティも諦めず、モルビデリに食らいついていく。

 12周目のターン12。モルビデリを追っていたルティがフロントのグリップを失い、転倒。優勝も見えていただけに、ルティはコースサイドで大いに悔しがった。

 ルティの脱落で楽になったかと思われたモルビデリだったが、そうはいかなかった。オリベイラがレース中のレコードラップを更新しながら徐々に近づき、17周目の段階で、その差は1秒以内となり、ついには真後ろについた。

 ただモルビデリはなかなか隙を見せず、オリベイラは後方でモルビデリの動きを窺うという状態が続いていく。

 そうこうしているうちに3番手争いの集団が徐々に近づくと共に、シモーネ・コルシ(Speed Up Racing)をフランチェスコ・バニャイヤ(SKY Racing Team VR46)が抜き、表彰台圏内に上がる。

 残り2周、オリベイラがついに12コーナーでモルビデリを抜き、先頭に浮上する。ただ、モルビデリもそうはさせず、最終ラップのターン1で首位を奪い返す。オリベイラもなんとか諦めずに再びの奪首を奪うが、それは叶わず……結局モルビデリがトップでチェッカー、今季6勝目を挙げ、ランキングトップを堅持した。

 2位にはオリベイラで、その差は0.066秒。3位には0.574秒差まで迫って見せたバニャイヤが入った。中上貴晶は結局13台抜きとなる10位でフィニッシュした。