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ドイツGP決勝:マルケス、ザクセンリンクで8連勝。地元のフォルガー健闘も及ばず

7/2(日) 22:09配信

motorsport.com 日本版

 MotoGP第9戦ドイツGPの決勝レースが行われ、地元のジョナス・フォルガー(テック3ヤマハ)を抑え、125cc時代から含めてドイツでの8連続ポール・トゥ・ウィンを果たした。

【リザルト】MotoGP第9戦ドイツGP:決勝結果

 舞台となるザクセンリンクは気温19度、路面温度26度。フリー走行、予選を通じて天候は不安定だったが、決勝はドライコンディションで行われた。

 125cc時代から8年連続のポールポジション獲得となったマルケスがスタートを決め、ホールショットを獲得した。2番手にチームメイトのダニ・ペドロサ、3番手に6番グリッドのホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が続いた。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は9番グリッドから6番手に浮上した。

 4番手のフォルガーが左コーナーが連続する区間でロレンソのインに飛び込み、表彰台圏内に進出。ファステストタイムを叩き出しながら前を走るレプソルのコンビを追った。

 フォルガーは、レースレコードを更新する走りで5周目までにはペドロサの背後にぴったりとつけ、ターン12で攻略。2番手に浮上したフォルガーには、母国のファンが大歓声を送った。

 その翌周には、ついにトップのマルケスまでをも、同じ箇所でオーバーテイク。マルケスを引き離す走りで0.3秒の差をつけた。

 後方では、ロレンソが順位を落とし8番手まで後退。そんな中でロッシは10周目までに、2番グリッドスタートだったダニーロ・ペトルッチ(プラマック)をパスし、4番手まで浮上した。

 ペドロサがトップ争いから遅れ出し、フォルガーとマルケス一騎打ちの様相に。11周目にはフォルガーがターン1のブレーキングでミスし、マルケスが再び先頭に立った。

 4番手ロッシの背後には、ポイントリーダーのアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が続き、その背後にはアプリリアのアレイシ・エスパルガロがつけた。しかし、7番手ペトルッチとバトルしていた際に、後方から一気に追いついてきていたマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が2台もろともパスしていった。

 フォルガーは、トップのマルケスとのギャップをじわじわと詰めていった。4番手争いは、ロッシとドヴィツィオーゾ、ビニャーレスというランキングトップ3による接近戦。ドヴィツィオーゾがターン12でロッシをかわすも、ロッシも直後のターン1で抜き返すという白熱のバトルとなった。その隙をつき、ビニャーレスがドヴィツィオーゾをパスし5番手に浮上すると、そのままロッシまで抜き4番手に浮上。11番グリッドから素晴らしい追い上げを見せた。

 マルケスを追うフォルガーは、ターン1でミスをするなどなかなか差が詰めきれないが、コース後半でのアドバンテージを活かし、必死に食らいついていった。

 レースは残り3周となり、フォルガーはタイヤが終わってしまったか、一気にその差が1.6秒まで広がった。

 これで優勝争いは勝負あり。マルケスは125cc時代からザクセンリンク8連勝という、圧倒的な強さを発揮し、ポイントリーダーに浮上した。チームメイトのヨハン・ザルコに注目が集まる中で、フォルガーは母国で積極的なレースを展開。初の表彰台獲得を多くのファンが祝った。

 3位にはペドロサ。トップ争いについていけずマルケスからは10秒以上離されたが、後続の追い上げは許さず、表彰台最後の一席を確保した。

 4位、5位にはビニャーレスとロッシのヤマハコンビが入った。グリッド4列目から猛然と追い上げ、チャンピオンシップで重要なポイントを獲得。首位のマルケスとランキング2位のビニャーレスは5ポイント差、ランキング4位のロッシとは10ポイントしか開いていない接戦だ。

 ポイントリーダーだったドヴィツィオーゾは、最終的に8位。アルバロ・バウティスタ(アスパー)やアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)にも先行を許し、ランキング3位に後退した。

 MotoGPはこのドイツGPでシーズン折り返しを迎え、約1カ月の夏休みに突入する。後半戦は、ブルノで行われるチェコGP(8月6日決勝)でスタートする。

松本和己