ここから本文です

将棋商品に藤井効果 県内売れ行き好調、品薄も

7/2(日) 0:31配信

北日本新聞

 デビューから公式戦新記録となる29連勝を成し遂げた将棋の最年少棋士、藤井聡太四段(14)の快進撃を受け、県内で将棋の関連商品の売れ行きが好調だ。駒やグッズが一部品薄になるなど波及効果が拡大。2日には大台の30連勝を懸けた対局もあり、関係者はさらなる盛り上がりを期待している。(文化部・高野由邦)

 おもちゃのバンビ本郷店(富山市本郷新)では、藤井四段が勝利を重ねるごとに、子ども向けの将棋玩具の販売が伸びている。水上知甚(ともやす)店長(43)は「ルールを覚えるタイプの入門者用の商品が飛ぶように売れている。かつてないこと」と驚きを隠さない。

 中でも人気なのがビバリー(東京)の「マスター将棋」。駒に動かし方が矢印で描かれ、ルールなどを説明した漫画のガイド本も付く。入荷するとすぐに売り切れ、欠品状態になるという。駒に犬や猫の絵を描いた「わんにゃん将棋」というユニークな新商品も出ている。

 本格仕様の商品も人気を集める。1916年創業の吉村唐木店(同市旅籠町)では、親子連れや孫と一緒の高齢者が駒や脚付きの盤を買いに多く訪れる。タイ原産の「シャム黄楊(つげ)」と呼ばれる木製の駒の人気が高く、1セット1万数千円と高額ながら品薄状態が続く。山形県天童市などの生産業者に注文しているが、入荷が追い付かないという。

 4代目の吉村崇さん(33)は「ここ数年インターネット上で対局する人が増え、将棋商品の売れ行きは低迷していた」と振り返り「藤井四段が活躍を続け、ブームが一過性に終わらないことを期待したい」と話す。

 将棋熱の高まりに関係者からも喜びの声が上がる。日本将棋連盟県支部連合会長の村上義和さん(76)=同市梅沢町=は「将棋を志す子どもたちが増え、富山からも将来、スターが出てくれるとうれしい」と語った。

北日本新聞社

最終更新:7/2(日) 9:25
北日本新聞