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県内豪雨氷見で12棟床下浸水 観測史上最大24時間202.5ミリ

7/2(日) 0:52配信

北日本新聞

 北陸地方に停滞する梅雨前線の活動が強まった影響で、1日の県内は未明から昼すぎにかけて沿岸部を中心に激しい雨が降った。氷見市では同日午後2時50分までの24時間雨量が202・5ミリと観測史上最大を記録し、住宅12棟が床下浸水した。各地で土砂災害や河川氾濫の危険性も高まり、高岡市福岡町沢川(そうごう)地区では一時、避難勧告が出された。
 
 富山地方気象台によると、南から湿った空気が流れ込み、梅雨前線が活発化。床下浸水の被害があった氷見のほか、高岡(伏木)でも24時間雨量186・0ミリを観測し7月の史上最大を更新した。舟橋村を除く14市町で大雨洪水警報が出された。

 高岡、氷見、黒部3市では「避難準備・高齢者等避難開始」が発令され、お年寄りらが一時、避難所へ身を寄せた。土砂崩れや道路の冠水、損傷も相次ぎ、高岡市太田では道路ののり面の土砂が民家近くまで迫った。

 県防災・危機管理課によると、大雨による人的被害はなかった。

 2日も梅雨前線の影響で雨が降り、同日午後6時までに予想される24時間雨量は県東部、西部ともに多い所で120ミリ。同気象台は引き続き、土砂災害や河川の増水などへの警戒を呼び掛けている。


■北陸新幹線、雨で初の運転見合わせ
 大雨の影響で県内の公共交通機関や高速道路などは大幅に乱れた。北陸新幹線は富山-長野間で上下線の一部が午前11時15分ごろから約1時間45分にわたって運転を見合わせた。計11本が最大2時間2分遅れ、約8700人に影響した。北陸新幹線の雨による運転見合わせは、開業以来初めて。

 このほかのJR線では北陸、城端、高山、氷見の各線でダイヤが終日乱れ、合わせて特急6本、快速4本、普通92本が運休。遅れも合わせると影響は約1万2500人に及んだ。

 富山地方鉄道では午前5時55分ごろ、黒部市宇奈月町内山の愛本-内山駅間で線路を土砂がふさいでいるのが見つかったため、同区間で運転を見合わせ、約3時間後に復旧。あいの風とやま鉄道も大幅にダイヤが乱れ、少なくとも上下線で4本が運休した。

 能越自動車道は午前11時15分から氷見北インターチェンジ(IC)-七尾IC間で通行止めとなり、午後11時半現在、解除されていない。北陸自動車道は朝日IC-親不知IC間で最大約10時間45分、国道160号は氷見市宇波-同市薮田間などで最大約8時間にわたり通行止めとなった。

 黒部峡谷鉄道はトロッコ電車を全便運休した。線路に土砂が流入し、除去作業のため2、3日も全便運休する。

北日本新聞社

最終更新:7/2(日) 8:54
北日本新聞