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氷見豪雨、浸水住宅で復旧作業 九殿浜遊歩道が崩落

7/3(月) 0:20配信

北日本新聞

 1日に記録的な豪雨に見舞われ、住宅浸水などの被害が出た氷見市では一夜明けた2日、住民や市が片付けや復旧作業に当たった。同市では海岸にある遊歩道の崩落など新たな被害も見つかった。

 9棟が被害を受けた大浦地区では、住民が早朝から水に漬かった家財道具や土のうの片付けに追われた。林正之市長が、原因となった石坊川と堀田川の合流点や被災家屋を視察。市建設課職員が消毒作業に当たった。

 大浦市営住宅に住む古伏脇順次さん(69)は「昼ごろに気が付いたら水に囲まれ、床上浸水ぎりぎりで危なかった」と振り返った。玄関先に積まれた土のうを片付けていた50代の男性は「家族が避難して無事で良かった」と話した。

 被害のあった市営住宅周辺はくぼ地で、水害に悩まされてきた。2015年に排水ポンプを備えた調整池が整備されたが、今回は処理能力が追い付かなかったとみられる。林市長は「抜本的対策が必要で、県と協議したい」と話した。市は1日に被害を床下浸水12棟と発表したが、同地区で床上浸水した家屋が数棟あったとみて確認作業を進めている。

 大境地区では、海岸の崖沿いを通る九殿浜遊歩道が7メートルにわたって海側に崩れているのが見つかり、市は通行止めにした。大境区長の瀬戸昭英さん(65)は「今年から観光PRに力を入れようとしていた矢先で残念。早く修復してほしい」と話した。

 高岡市では市職員らが山間部を中心に被害の調査や警戒に当たり、黒部市でも職員が道路などを点検した。


■県内14市町に大雨警報

 梅雨前線が北陸地方に停滞した2日の県内は、各地で雨や曇りとなった。富山地方気象台によると、1日に大雨に見舞われた氷見では2日未明までの48時間に観測史上最大となる211ミリの降水量を記録。高岡(伏木)も201・5ミリで、7月の観測史上最大となった。3日も前線の動きが活発になるため雨となり、雷を伴う地域もある。

 同気象台は舟橋村を除く14市町に大雨警報を出し、注意を呼び掛けている。

 3日午後6時までの24時間に予想される降水量は多いところで東部200ミリ、西部160ミリ。予想最高気温は富山、高岡ともに28度。


■城端線4本が運休 能越道は通行止め解除

 JR城端線は2日午前、前日から続いた大雨のため、高岡-城端間の上下線と砺波-高岡間の上り線で計4本を運休した。約200人に影響した。1日から通行止めとなっていた能越自動車道の氷見北インターチェンジ-石川県境間は2日午前7時に通行可能になった。

 線路に土砂が流入した黒部峡谷鉄道のトロッコ電車は除去作業や点検のため3日まで全便運休する。4日以降の運転再開は作業の進み具合をみて判断するという。

北日本新聞社

最終更新:7/3(月) 0:20
北日本新聞