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DTM第7戦ノリスリンク:いぶし銀の走りでスペングラーが4年ぶりの勝利

7/2(日) 8:11配信

オートスポーツweb

 ノリスリンクで開催されているDTMドイツ・ツーリングカー選手権。1日に行われた第7戦は、ブルーノ・スペングラー(BMW M4 DTM)が2013年以来となる通算15勝目を挙げた。

 曇り空で行われた予選では、マキシム・マルティン(BMW M4 DTM)が今季初ポールを獲得。ランキングトップのレネ・ラスト(アウディRS5 DTM)が0.005秒差で2番手。スペングラーは0.021秒差で3番手。トム・ブロンクビストも0.055秒差とトップ4は0.1秒以内で争う接戦のの予選となった。


 決勝前に降った雨で路面はウエットでスタートを迎える。フロントロウのふたりを出足が鈍り、抜群のスタートを切ったスペングラーがホールショットを決めた。

 5番手スタートのルーカス・アウアー(メルセデスAMG C63 DTM)がアウトから、6番手スタートのマティアス・エクストローム(アウディRS5 DTM)もインから2番手を狙う。


 アウアーは1コーナーをオーバランし、さらに他車と接触してスローダウン。インを差したエクストロームはマルティンと競り合い2番手に浮上。ポールのマルティンは4番手に落ちるもラストをすぐにホームストレートで交わしトップを追いかける。

 スペングラーがトップを快走する一方、2番手を争いは激化。エクストロームとマルティンがテール・トゥ・ノーズの争いを繰り広げる。9周目にマルティンがインを差しエクストロームを攻略する。


 徐々に路面も乾きだし、ブロンクビストが19周を走行しピットイン。スリックに変更する。

 上位ではラストが20周目終わりでピットへ。しかし、ピットアウトの際にイエローラインを踏んでドライブスルーペナルティを科せられる。

 22周目終わりでマルティンがピットイン。エクストロームも後を追う。スペングラーは翌周にピットへ。クルーも完璧なピット作業で送り出しリードをキープする。

 しかし、マルティンが徐々に近づき、28周目にはスペングラーを射程圏内に捉えた。マルティンが一気に交わすかに見えたが、スペングラーは慌てずトップをキープ。逆にマルティンはエクストロームに迫られる展開に。

 ベテランらしい落ち着いた走りを見せたスペングラーは4.3秒のリードを築きトップでチェッカー。自身2013年以来4年ぶりの勝利は、25年間ノリスリンクで勝てなかったBMWにとって記念すべき勝利となった。


「ハードに戦って、決してあきらめなかったよ。大きな成功にとても満足している。ウエットでもドライでもクルマは素晴らしかったね」とスペングラー。

 2位はマルティン、3位にエクストローム。4位はマルコ・ウィットマン(BMW M4 DTM)が入った。

 世界ラリークロス選手権を欠場し、ノリスリンク戦に挑んだエクストローム。ラストを交わしランキングトップに浮上している。

「世界ラリークロス選手権ではなく、DTMでレースすることが正解だったね。マキシム(マルティン)とのバトルは楽しかったし、こんなDTMのレースをしたいよ。最後は3位を獲得するために、最大限のリスクは取らなかったんだ」

[オートスポーツweb ]