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4パットダボからチップインバーディ締め 宮里藍「私らしい」

7/3(月) 7:35配信

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

◇海外女子メジャー第2戦◇KPMG女子PGA選手権 最終日(2日)◇オリンピアフィールズCC(イリノイ州)◇6588yd(パー71)

ラストイヤー!宮里藍のフォトギャラリー

スコアは落としても最後に見せ場を作った。2アンダー27位タイから出た宮里藍は「73」で回り、通算イーブンパーの36位タイで4日間を終えた。終盤17番(パー3)で、ショートパットのミスが続き4パットのダブルボギーとした直後、最終18番(パー5)をチップインバーディで締めくくった。

2006年に初めて出場した大会のフィナーレは、満足いくものになった。18番で1Wショットを右の林に曲げ、2打目も右ラフ。3打目をグリーン左のセミラフにこぼした宮里は、アプローチで52度のウェッジを選択。逆目の難しいライから「(ピンの)手前1mくらいにつけばいいというイメージ」で転がしたボールは、静かにカップに吸い込まれた。

シカゴ近郊のコースで多くの日本人ギャラリーの声援に包まれた日曜日。ロープサイドのファンを17番で意気消沈させたままでは終わらなかった。「アンダーパーで終わりたかったけれど、メジャーでのイーブンパーは悪くない。予選をギリギリで通ってから、順位を上げられたのは次の試合につながる」と結果への手応えもある。「17番を含めて私らしいというか…」と苦笑いも輝いた。

今季限りでの引退を表明してから、日米で3試合すべてを決勝ラウンドまでプレー。グリーン上での勝負を、2週後の次戦、メジャー第3戦「全米女子オープン」(ニュージャージー州トランプナショナルGC)への引き続きの課題とした。今週も国内で映像を見ている父でコーチの優さんと電話でやり取りを行い「ストロークは非常に良いと言われている。あとは読みなどの問題。今週は自分の決断力がいまひとつだった」と問題点を明確にした。

「4日間戦えて良かった。ボランティア、ファンの方がたくさん”We will miss you.”と言ってくれて、それもすごくうれしかった」という。ギャラリーを熱狂させた最後の1打は、そのまま賞金の上積みになり、現在、出場資格を持たない8月3日(木)開幕のメジャー第4戦「全英リコー女子オープン」(スコットランド・キングスバーンGL)のチケット獲得にも影響する。「あれが入るのと入らないのでは全然違う。次の全英の出場権においても、この1打はすごく大きい」と前向きに言った。

「ゴルフって本当に分からない。あんなにラフを渡り歩いてきたのにバーディで終われるって…。要所で頑張ってきたからこそのラッキーだった」。ラストイヤーも宮里藍劇場は驚きと発見の連続だ。(イリノイ州オリンピアフィールズ/桂川洋一)