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韓国人・鄭さん、徒歩で日本縦断中 「本当の日本を知りたい」【函館市】

7/3(月) 9:43配信

函館新聞電子版

 札幌から宮古島までの日本縦断を目指す韓国人、鄭基鉉(チョン・ギヒョン)さん(31)が6月30日、函館新聞社を訪れた。行程を通じて目の当たりにした日本と日本人の姿を映像化する考えで旅を続けており、「人の心にふれながら本当の日本人の姿を知りたい。(映像が)日韓友好の架け橋になれば」と話している。

 鄭さんは2016年、留学先のアメリカで慰安婦問題をテーマとした映画「鬼郷」を鑑賞したことがきっかけで日韓関係に関心を抱いた。「この問題を日本人はどう感じているのか」を知るために来日を決意。6月22日に札幌入りし、基本的に徒歩で南下する旅をスタートした。

 29日には、知人を介して知り合った七飯町大中山の権龍夫(コン・ヨンブ)さん(68)宅に泊まり、長旅の疲れを癒やした。権さんは「自分の目と足を信じて歩き続ける若者を応援したい」とエールを送る。

 鄭さんは「韓国でも東京や大阪などの大都市は有名だが、今回の旅ではじめて長万部や豊浦という町があるのを知った。旅の途中で出会った人たちからご飯をごちそうになるなど、触れ合った人たちはいずれも親切だった」と振り返る。

 現在、フェイスブックなど3つのSNSを通じて、計1万1000人が鄭さんの旅を見守っており、記録映像は来年までに映像化したいと目を輝かせる。

 鄭さんは1日にフェリーで青森市に上陸し、当面は仙台までの道のりを目指して旅を続ける。

函館新聞電子版