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海外有望視の傾向は今後も変わらず=今週の米株式市場

7/3(月) 6:55配信

ロイター

[30日 ロイター] - 米株市場から海外への資金移動が進む中、市場関係者の間では、今後も欧州と新興国の株式市場は上値を伸ばすと予想されている。景気拡大と緩和的な金融政策の見通しが背景。

リッパーの暫定データによると、米ファンド勢は2015年第2・四半期以来となる大量の資金を海外株式に振り向けており、第2・四半期は上半期の流出分900億ドルの半分以上を占めた。

ノースウェスタン・ミューチュアルの首席投資ストラテジスト、ブレント・シュッテ氏によると、一部の新興国ではここ数年利下げが続き、通貨が下落したことで景気が押し上げられている。

MSCI新興国市場指数<.MSCIEF>はまだ2007年につけた過去最高値を約25%下回っており、欧州のSTOXX600種指数<.STOXX>も最高値を8%下回る水準。これに対しS&P500種指数<.SPX>は、今年6月につけた最高値をわずか1.0%下回る水準となっている。

BMOプライベート・バンクの首席投資オフィサー、ジャック・アブリン氏は、海外の株価指数は今後2年で最高値を更新すると予想。

「ついに米国以外の景気回復が本格的に加速した。遅れていただけに米国よりもペースが速い」と述べた。

ロイターのデータによると、第2・四半期は欧州市場の企業の収入は5.8%伸びたとみられている。これに対しS&P500企業は4.6%、新興国市場とアジア太平洋地域の企業は11.5%。

第2・四半期の欧州企業の利益の伸びの予想は13.5%、S&P500企業は8.0%、新興国市場の企業は6.4%。

シュッテ氏は、ノースウェスタン・ミューチュアルは新興国市場と欧州株のアウトパフォーマンスが今後も続くと予想しており、今後1─2年は特にユーロ圏の株式を重視すると指摘した。

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最終更新:7/17(月) 15:19
ロイター