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【マレーシア】〔雨季乾季〕池坊次期家元、日本の華道の魅力伝える

7/3(月) 11:30配信

NNA

 日本とマレーシアの国交樹立60周年を記念してクアラルンプール(KL)を訪れた池坊専好次期家元が6月30日、KL中心部の商業施設パビリオンで、地元メディアや来訪者を前にデモンストレーションを行い、マレーシアの人々に日本の生け花の歴史や魅力を直接伝えた。
 池坊専好次期家元は今回、マレーシア政府観光局が主催した「池坊専好次期家元と行くマレーシアツアー」で、日本からの会員90人とともに来馬。デモンストレーションでは、現地調達した南国の花材を多数使い、他民族社会のマレーシアを意識した世界を花による空間で創出した。鮮やかな手つきで花を生けながら、歴史的文献に記載されてから今年で555年の節目を迎えた池坊が、大自然を手元に置きたいという日本人の思いから生まれたこと、植物の本来持つ特性を生かすユニーク性が世界中で好まれてきたことなどを説明した。
 デモンストレーション後の記者会見では、「日本とマレーシアの友好の架け橋となるとともに、日本の花による芸術の調和をマレーシアの人々と共有したい」と話したほか、東南アジア諸国連合(ASEAN)を含む多くの国の人々に生け花の魅力を伝える意欲を示した。
 ■マレーシアの会員は約70人
 マレーシアでは2002年に支部が設立され、ペラ州イポーを本部に70人の会員が華道に親しんでいる。また、シンガポールで3年間の滞在経験がある池坊専好次期家元の存在もあり、ASEANでの会員も増えている。
 同ツアーには、日本の会員に加えてマレーシア、インドネシア、シンガポール、タイの現地人会員53人が参加した。パビリオンでは2日まで、これら会員による100作品が展示され、国外では最大規模の花展となった。
 デモンストレーションが行われたセレモニーには、宮川眞喜雄・駐マレーシア日本国大使やマレーシア観光局の幹部も参加した。

最終更新:7/7(金) 14:15
NNA