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【オーストラリア】太平洋同盟とFTA交渉へ 豪州とNZ、今年9月から開始

7/3(月) 11:30配信

NNA

 オーストラリアとニュージーランド(NZ)は2日までに、中南米の経済圏「太平洋同盟」を構成するメキシコ、コロンビア、ペルー、チリの4カ国と自由貿易協定(FTA)の交渉を開始するとそれぞれ発表した。交渉は今年9月から開始する見通し。中南米諸国は今後大きな経済成長が見込める市場として、オーストラリアとNZ両国の貿易相がそれぞれFTA交渉に期待を寄せている。地元各紙が伝えた。
 太平洋同盟は6月30日、コロンビアで開催された太平洋同盟首脳会合で、中南米経済圏の貿易・投資拡大を図るため、オーストラリア、NZ、シンガポール、カナダの4カ国を準加盟国として迎える方針を示した。
 オーストラリアのチオボー貿易相は「メキシコをはじめとする中南米市場への門戸が開かれることで、農業・鉱業・製造業・サービス業などの分野の輸出が拡大し、オーストラリア経済に多大な経済効果をもたらす」と述べた。オーストラリアと太平洋同盟4カ国の昨年の2国間貿易額は約58億豪ドル(約5,005億円)。
 一方、NZのマクレー貿易相は「現在、NZと4カ国の2国間貿易額は約11億NZドル(約906億円)だが、FTA交渉により今後は貿易額がさらに伸びるだろう」と指摘。NZ政府は、2030年までにモノの貿易の90%をFTA対象にするとの目標を掲げており、同相は「太平洋同盟諸国との貿易拡大も、目標達成の重要な役割を果たす」と期待感を示した。
 太平洋同盟のうちコロンビアを除く3カ国は環太平洋連携協定(TPP)に参加している。オーストラリアとNZはトランプ米政権の離脱後も、米国を除く11カ国でのTPP発効実現に向け旗振り役を担っているが、中南米4カ国とのFTA交渉も両にらみで進める狙いだ。
 ■豪首相、米大統領と会談へ
 オーストラリアのターンブル首相は、ドイツのハンブルクで7~8日開催される20カ国・地域(G20)首脳会合の際に、米国のトランプ大統領と2回目の会談を行う予定だ。安全保障問題での米豪の協力などが話し合われるとみられる。

最終更新:7/3(月) 11:30
NNA