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ネット通販売上額 モバイルが初めてPC抜く=韓国

7/3(月) 10:37配信

聯合ニュース

【ソウル聯合ニュース】スマートフォン(スマホ)を中心とするモバイル端末を利用したインターネット通販の昨年の取引額が36兆ウォン(約3兆5270億円)に迫り、初めてパソコンを抜いたことが3日までに分かった。

 韓国オンラインショッピング協会によると、昨年のモバイルによるネット通販の売上額は35兆5850億ウォンで、前年の24兆4270億ウォンから45.7%増加した。一方でパソコンによる通販の売上額は、2015年の29兆5070億ウォンから昨年には30兆730億ウォンと1.9%の増加にとどまり、初めてモバイルでの通販にリードを許した。

 今年のモバイルショッピングとパソコンショッピングの差は、さらに広がるものと予想される。

 韓国オンラインショッピング協会は、今年のモバイルでの売上額を昨年より19.5%成長した42兆5280億ウォンと予想している。今年のパソコンでの通販の売上額は32兆1220億ウォンにとどまり、両デバイス間の差は昨年の5兆5000億ウォンから10兆4060億ウォンに拡大する見通しだ。

 特にGマーケット、オークション、11番街、インターパークなどのネット通販仲介サイト(オープンマーケット)のモバイルでの売り上げが著しく成長することが予想される。

 オープンマーケットは、個人や小規模な業者がオンライン上に開設した店舗で購入者に直接商品を販売できるようにした電子商取引サイトの総称だ。オープンマーケットは製品の製造業者と販売者の間で流通の中間マージンなしに直接購入者に製品を販売できるため、製品価格が手頃だという利点がある。

 このため、不景気になるほど若い層を中心に実利的にショッピングを楽しもうというニーズが高まっている。

 オープンマーケットのモバイルによる売り上げは、15年の7兆8120億ウォンから昨年は12兆1790億ウォンと55.9%の急成長を見せた。今年も28.1%増加した15兆6000億ウォンに上る見込みだ。百貨店・大型スーパー・テレビショッピングなど、流通業界のモバイル通販による売り上げも、16兆6150億ウォンから23兆4060億ウォンに40.9%成長した。

 このように不景気の中でもモバイルショッピング市場が急成長しているのは、韓国でスマホが急速に普及しているためだ。世界最大の移動通信業界団体、GSMアソシエーション(GSMA)によると、昨年末現在の韓国のスマホの普及率は85%で世界トップだった。スマホの普及率は、モノのインターネット(IoT)を除いたモバイル回線全体でスマホが占める比率だ。

 一方で、世界のスマホの平均普及率は韓国を大きく下回る51%にとどまった。

 その上、流通業界がモバイル通販の長所である決済の利便性を前面に押し出し、攻撃的な販促を行ったことでいわゆる「親指ショッピング族」の全盛時代が続いている。モバイルとパソコンを合わせたネット通販の売り上げは、15年の53兆9340億ウォンから昨年は65兆6580億ウォンに21.7%増加した。

 オンライン通販業界の関係者は「パソコンでのショッピングに比べ、モバイルショッピングは単純な決済手段で便利に商品を購入できる上、業者がプロモーションを強化しており、今後売り上げ規模はさらに大きくなるだろう」との見通しを示した。

 韓国オンラインショッピング協会は、国内のオンライン通販関連の代表的企業で構成された非営利民間団体。現在イーベイコリア、インターパーク、ロッテドットコムなど、約90社が加入している。

最終更新:7/3(月) 10:42
聯合ニュース

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