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藤井四段止めた佐々木五段 関係者は「少なくとも3か月前から指し方を研究」

7/3(月) 16:45配信

東スポWeb

 昨年12月のプロデビュー以来、無敗だった史上最年少の天才棋士・藤井聡太四段(14)が2日、「第30期竜王戦決勝トーナメント2回戦」(東京・千駄ヶ谷の将棋会館)でイケメン棋士・佐々木勇気五段(22)に敗れ初黒星を喫した。

 ついに連勝記録が止まった。生来の負けず嫌いだけに、投了後、悔しさを押し殺すかのように両手を股の下で強く握る藤井四段の姿が印象的だった。

 敗因について、将棋担当記者の一人は佐々木五段の研究ぶりを挙げる。

「棋士の間で藤井君の連勝を誰が止めるのか?というのは、話題になっていた。連勝を止めれば、自分が歴史に名を残すことになる。佐々木五段は入念に“藤井対策”を行っていた」

 佐々木五段は先月26日の藤井四段の対局を間近で観察し、その指し方を研究していたが、関係者によると「佐々木五段が対藤井を意識したのは、もっと前。少なくとも3か月前から彼の指し方を研究していた」という。

 この日の藤井四段は終始苦戦を強いられた。同将棋担当記者いわく「マスコミは『惜敗』と言うかもしれないが、将棋をやっている人から見れば『完敗』。藤井君の良いところは全く見られなかった」。

 対局後、佐々木五段は「プレッシャーは感じていましたが、私たちの世代の意地を見せたいと思っていた。壁になれてよかった」とコメント。注目を集めたことで、他棋士が「自分が連勝記録を止めてやる」と本気になり、対策を練られたことが大きい。

 世間の注目を一身に浴び、藤井四段がパンク寸前だったこともある。メディアはこぞって快進撃を報じ、実家周辺にはマスコミが殺到。通学する名古屋市内の中学校では、生徒や先生から29連勝の新記録に「おめでとう!」という声が響き渡った。

「そうは言っても藤井君はまだ14歳。朴とつとしたイメージだが、プレッシャーはあったと思う。加えて、学業との両立。竜王戦トーナメントだけでなく、イベント出演や取材依頼も殺到している。容量オーバーだったに違いない」(前出関係者)

 この日、対局を終えた藤井四段は帰りのタクシーに乗り込み、出待ちするファンの声援に頭を下げ、笑顔を見せた。連勝記録はついえたが、ここからの逆襲を予感させるものだった。

最終更新:7/3(月) 18:25
東スポWeb