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【ラジオNIKKEI賞】石川&セダブリランテス人馬ともに重賞初制覇も“これからが本当の勝負”

7/3(月) 22:02配信

東スポWeb

 2日、福島競馬場で行われた3歳馬のGIIIラジオNIKKEI賞(芝1800メートル)は、2番人気のセダブリランテス(牡・手塚)が好位追走から力強く伸びて優勝。デビュー4年目の鞍上・石川裕紀人ともどもうれしい重賞初制覇となった。まだまだ伸びシロたっぷりの若きコンビ。レースを振り返るとともに今後の可能性を探った。

「自分自身、かなり遅くなってしまったなという気持ちですが、ようやくこの日がやってきて本当に良かったと思います」

 デビュー年は12勝止まりだったが、続く15年は40勝、16年は43勝と着実に勝ち星を伸ばしてきた石川。だが、肝心のタイトルには届かない。「今回こそは大きなチャンス」と必勝を期して臨んだ一戦。その言葉通り、巧みな騎乗で大きな壁をぶち破った。

 まずはスタートを無難に切ったセダブリランテス。鞍上は無理に促すことなく1コーナーを目指し、外めの3番手をキープ。内が良好の馬場コンディションを考えれば決して絶好ポジションとは言えないが、スローに落とさないように先団にプレッシャーをかけながら4コーナーへ。直線では逃げ込みを図るウインガナドルをかわし、後続の追撃も完璧にシャットアウト。栄光へと続くゴールへ先頭で飛び込んだ。

「大型馬の割に器用な競馬ができるので今日は自信を持って乗った。しぶとい脚を使えるのは前走(早苗賞=1着)で把握済み。決め手勝負にはしたくなかったので、いい感じでペースが流れたのも良かった。この馬はまだ無敗。先があるのでもっともっと力をつけていきたい」

 石川は決して浮つくことなく、終始キリリとした表情で受け答え。まるで“これからが本当の勝負”と言わんばかりだ。

 一方、管理する手塚調教師も「まだまだ良くなるから」が第一声。「かかることはないし、鞍上が促せば促しただけ行くタイプ。距離への融通性はかなりあると思う。この後は一旦放牧に出すが、秋の路線はこれからじっくりと考えたい」と同馬に秘められた可能性の大きさに胸を高鳴らせる。

 GIを狙える逸材となると、外国人などトップジョッキーへの鞍上交代もあり得るのが昨今の競馬シーン。今後、セダブリランテスと夢の続きを歩むためには石川自身も一層、腕を磨いていくことが至上命令だ。日本競馬を盛り上げていくためにも、この若き人馬の成長、そして奮闘を大いに期待したい。

最終更新:7/3(月) 22:07
東スポWeb

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