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五郎丸、19年W杯へ“新ルーチン”「狙っていますよ。うずうずしている」

7/4(火) 7:02配信

スポーツ報知

 ラグビーの2015年W杯日本代表FBで、海外挑戦を経て2季ぶりにトップリーグ(TL)のヤマハ発動機に復帰した五郎丸歩(31)が3日、静岡・磐田市のヤマハスタジアムで会見。代表復帰へのアピールに古巣のTL初制覇を掲げた。ジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチ(HC)が来場視察する可能性のある、8月18日の開幕戦(愛知・豊田スタジアム、対トヨタ自動車)で出場を目指す。

 心機一転の表情だ。8月18日のTL開幕戦へ、五郎丸は「(出場を)狙っていますよ。うずうずしている」と腕まくりした。古巣に戻った理由に「日本に復帰するなら、またヤマハでプレーしたい気持ちがあった。ラグビー人生を終える覚悟」と語り、「代表にふさわしい選手になれるように頑張っていきたい」と19年W杯への意欲を力強く示した。

 スーパーラグビー(SR)のレッズ(オーストラリア)、フランス1部リーグ・トゥーロンに挑んだが、世界的スター選手と定位置を争う中、出場機会に恵まれず苦闘。「これ以上、海外にいるとパフォーマンスもメンタルも難しくなる。もう一度自分をつくり直したかった」。トゥーロン加入時に一度退社したが、早大時代の恩師・清宮克幸監督(49)率いるチームに戻ってきた。昨季2位でV逸した恩師は「ゴローが帰ってヤマハが優勝したというシナリオが描ければ、非常に美しい」と期待を寄せた。

 この日の夕方から合流したチーム練習では、リニューアルした五郎丸ポーズを本邦初公開。キックの動作に入る前の代名詞のルーチン、両手を前で合わせる拝むような動作をやめた。「(トゥーロン在籍時に)試合に出なくてヒマだったんで、ちょっといじりました。皆さん、大事な部分かと思うけど僕にはそんなに。大事なのは体重移動なので」と武器を磨き抜いた。

 北海道での夏合宿では3試合の出場を経て、15番の定位置取りに挑む。日本協会によると、スタメンを狙うTL開幕戦にはジョセフHCが来場視察する可能性がある。4月には「連絡すらしていない」と構想外を宣告された19年W杯の指揮官を振り向かせるには絶好の場だ。「15年のW杯後にはなかった、内側から湧いてくるものがある。(プレースキックも)成功率を上げたい」。1か月半後のTL開幕戦で新たなスタートを切る。(小河原 俊哉)

 ◆五郎丸の苦闘 名実ともに盤石の地位を築いて日本を離れたが、昨年2月に入ったSRのレッズでは試合で右肩を脱臼し長期離脱。レギュラーシーズン15戦のうち出場8試合(先発2度)で、プレースキックは3コンバージョン、9PGの33得点。同8月に移籍したトゥーロンでは出場機会に恵まれず出場5試合(4度先発)で無得点。両チームとも各国代表がひしめき、定位置を獲得できなかった。

 ◆五郎丸 歩(ごろうまる・あゆむ)1986年3月1日、福岡市生まれ。31歳。佐賀工卒。早大1、2、4年時に大学選手権優勝。2年時の2005年4月のウルグアイ戦で日本代表デビューし、歴代10位の通算キャップ数57。日本代表テストマッチ最多得点記録58。11、12、15年度にTL得点王。初出場の15年W杯イングランド大会では大会後にベストフィフティーンに選出。家族は妻と2男。185センチ、99キロ。

最終更新:7/4(火) 7:02
スポーツ報知