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【巨人】小関2軍打撃コーチの「育成論」…「技術も気持ちも体も強い選手が上に行く」

7/4(火) 14:03配信

スポーツ報知

 巨人・小関竜也2軍打撃コーチ(40)が3日、自身の「育成論」を語った。プロ入りから11年間、西武に所属し、巨人、横浜(現DeNA)でプレー。中でも現在では「ミスター・ライオンズ」と呼ばれるようになった栗山の陰の努力が印象に残っているといい、「スターの姿勢」を若手に伝えることを誓った。(取材・構成 長井 毅)

 ―昨季まで6年間務めた外野守備走塁コーチから、今季は打撃コーチに配置転換となった。苦労したこともあったのでは。

 「守備コーチをずっとしていたので、ざっくりとではあるけれど、ファームにいる選手のことはコーチスボックスからでも見ていた。真新しい選手を見ていたわけではないので、基礎知識はありました」

 ―コーチングの際に大切にしていることは。

 「なるべく選手の感覚に沿って教えるようにしています。みんな打ち方も立場も違う。ボールを捉えにいく感覚も違う。なるべく選手の感覚に近づいて見るようにしています」

 ―先輩コーチへ助言を求めることは。

 「内田さん(巡回コーチ)、田代さん(2軍打撃コーチ)に聞くことはあります。『こういうふうに教えたんですけど、どうですか?』とかですね。情報の共有もしておかないといけないですから。長年、いろんな選手を見て、指導されて育ててきた方々。見ていてこういう教え方もあるんだとか、すごく勉強になります」

 ―指導方法の引き出しを増やしていきたい思いは。

 「いろんな選手がいる。すごく速い球を打った方がいい選手もいれば、ゆっくりとした球を打たせて間を作る方法がいい選手もいる。そこは試合や練習を見ながら合うやり方を見つけたい」

 ―どういった選手をこれから育てていきたいか。

 「1軍で活躍するためには、技術も気持ちも体も強くというのが必須。そういう選手が上に行く。技術はもちろんだけど、プロとしての考え方、練習への取り組み方を伝えていきたいと思う」

 ―自身の現役時代の話も伝えていく。

 「自分の話というより、こういう選手はこれだけ練習していたよ、というのを伝えたい。僕が西武にいた時は栗山がいた。僕が26歳ぐらいの時、彼がまだ1年目。僕がナイターが終わって室内練習場へ打ちに行くと、いつも夜遅くまでマシン相手に一人で打っていた。午後10時くらいかな。本当に真剣な表情で。まだ面識もそんなにない時だったけど、『ここどうですかね』とか聞いてきた。『何としても上でやるんだ』というような貪欲さは伝わってきた。いずれは出てくるな、というのはその時に思いましたし、実際に今これだけ第一線でやる選手になっているというのは思うところがある」

 ―巨人でもそういう選手を育てたい。

 「栗山だけじゃなくて松井(稼頭央=現・楽天)さんだって同じだった。あれだけのポテンシャルを持っていてもかなり練習していた。そういう選手をたくさん見てきた。巨人でも長い間、第一線でプレーしてきた人はそうだったと思う。そういう部分を伝えていきたい。僕らが言うことが何かひとつまみにでもヒントになって『ああこれだ』っていうようなコツをつかんでもらえたらなと思う。そのためにはそれ相応の練習量が必要になると思う。僕らはいろんな方法で伝えていければなと思います」

 ◆小関 竜也(おぜき・たつや)1976年7月24日、栃木・佐野市生まれ。40歳。国学院栃木高から94年ドラフト2位で西武入団。98年新人王、02年ベストナイン、ゴールデン・グラブを獲得。06年から2年間は巨人、08年は横浜でプレーした。11年から巨人2軍外野守備走塁コーチ、今季から2軍打撃コーチ。現役通算982試合、打率2割7分6厘、18本塁打、259打点、83盗塁。178センチ、80キロ。左投左打。

最終更新:7/5(水) 22:31
スポーツ報知

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