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小池知事、都民F代表を電撃辞任 今後は特別顧問

7/4(火) 6:04配信

スポーツ報知

 東京都の小池百合子知事(64)は3日、地域政党「都民ファーストの会」(都民F)の代表を電撃辞任した。同日に開いた、都議選の一夜明け会見で「知事に専念したい」と表明した。追加公認を含め55議席を獲得して第1党に躍進したことを受け、「二元代表制の観点で懸念があると想定した」と説明。国政進出については否定した。一方、歴史的惨敗を喫した自民党は、安倍晋三首相(62)が「深く反省」と述べ、「加計学園」問題で野党4党が求めていた閉会中審査に応じる方向で調整に入った。

 都議選の大勝から一夜。小池氏は報道陣と一夜明け会見の途中、自ら「二元代表制等々でみなさまのご懸念があるということも想定致しまして…。今後は知事に専念したい」と切り出した。突然の代表辞任宣言。後任には前代表だった野田数(かずさ)幹事長(43)を復帰させるとした。今後は特別顧問として会に残る。

 「二元代表制」とは、地方自治体で採用されている「住民が直接選挙で首長と議員を別々に選ぶ」制度。首長の権限が強いため、議会には議案の議決などで首長の行政運営をチェックする役割が重要となる。小池氏は「知事」と「政党代表」の両方を兼ねてきたことから、「都議選後の都議会で知事を十分にチェックできず、独裁政治になる恐れがある」と指摘されてきた。

 都民Fは今回の選挙で公認候補50人中49人を当選させ、追加公認を含めると55議席を獲得。勝ち過ぎたことで逆に「小池独裁色」が強まる可能性があり、その批判をかわすため今回の決断につながったようだ。小池氏は5月30日代表に就任。その座にいたのはたった1か月、まさに選挙のためだけのワンポイント登板となった。

 また、小池氏は国政進出についての質問には「ちょっと先を行き過ぎ」と苦笑いしながら「残念ながら、今はそういう状況ではございません」と否定した。しかし、民進党を中心に国会議員のドミノ離党が続く状況で、「いろいろな動きが出てくると思うが、都民ファーストならぬ国民ファーストが必要という方が増えていけば、国民にとってもいいこと」と国政への色気も見せた。

 最後に小池氏は、1月から半年間続けてきた断酒を昨夜解除したことも明かした。「きのうは女性スタッフと、自宅でビールを飲みました」と笑顔。どれくらいの量かなどの質問には「フフフ」とはぐらかした。都知事選、都議選と大勝を収めた小池氏が次に狙うのは―。その行方が注目を集めそうだ。

最終更新:7/4(火) 6:04
スポーツ報知