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安倍首相、閉会中審査応じる 加計学園問題、稲田氏発言が議題

7/4(火) 6:04配信

スポーツ報知

 東京都の小池百合子知事(64)は3日、地域政党「都民ファーストの会」(都民F)の代表を電撃辞任した。同日に開いた、都議選の一夜明け会見で「知事に専念したい」と表明した。追加公認を含め55議席を獲得して第1党に躍進したことを受け、「二元代表制の観点で懸念があると想定した」と説明。国政進出については否定した。一方、歴史的惨敗を喫した自民党は、安倍晋三首相(62)が「深く反省」と述べ、「加計学園」問題で野党4党が求めていた閉会中審査に応じる方向で調整に入った。

 都議選での歴史的大敗から一夜明けた3日、安倍首相は官邸で「自民党に対する厳しい叱咤(しった)激励と深刻に受け止め、深く反省しなければならない」と述べた。内閣改造・党役員人事の刷新を前倒しすることで党勢回復を狙う。2012年の安倍政権発足以来、国政選挙は4連勝してきたが「最大の逆風」(党幹部)と受け止めている。

 世論からの猛反発を受け、自民党は学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐって、野党が要求していた閉会中審査に応じる方向で調整に入った。首相が出席する予算委員会を想定しており、10日以降の開催で検討。竹下亘国対委員長は「(閉会中審査に)応じざるを得ない。首相もそのつもりだ」とした。

 野党側は加計学園の新設で文部科学省に働きかけた疑いがあるとして萩生田光一官房副長官を追及する方針で、失言があった稲田朋美防衛相ら安倍首相の側近に照準を合わせる方針。石破茂元幹事長は国会内で「世論調査で政府の説明に納得したという数字が上がっていかないとダメだ。国民が知りたいことに答えるのは政府の義務だ」と述べた。

 都議選前は「40議席程度は確保できる」との楽観論もあった。だが、党所属議員の相次ぐ失言やスキャンダルなどで日を追うごとに情勢は悪化。公明党が都議選で小池氏率いる「都民F」と協力したことも響いた。国政では今後も公明党と連立を継続する方針を確認したが、傷痕は深い。選挙を指揮した下村博文都連会長(63)らは引責辞任。小池氏と激しく対立したベテラン都議らも相次いで落選した。

 自民内では小池氏との関係修復を求める声が強まっている。自民は小池氏、若狭勝衆院議員らが都議選前に提出していた離党届をようやく受理したが、除名などの処分は科さず、今後の展開に含みを持たせた。

 ◆閉会中審査 国会会期終了後に開かれる常任委員会や、特別委員会の審議。国会法の規定に基づく。国会の活動は、会期中に限られるのが原則だが、閉会中でも与野党が合意し、各委員会で議決すれば審議できる。災害や外交問題など緊急性のあるテーマで開かれる例が多い。2015年11月には、安倍政権は野党の臨時国会召集要求に応じない代わりに、衆参両院の予算委員会で1日ずつ閉会中審査を行った。

最終更新:7/4(火) 6:04
スポーツ報知