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八戸工大一・古屋敷匠真「速さより質」を重視する150キロ右腕

7/4(火) 10:02配信

スポーツ報知

 青森生まれの剛腕だ。青森山田や八戸学院光星など県外から選手が集まる私立校が強い中、部員のほとんどが県内出身の八戸工大一。古屋敷は「打たれても後悔しない球を投げていけば、点を取られることはない」と言い切った。今春の青森県大会では、視察したプロのスカウト陣のスピードガンで自己最速の150キロを計測。巨人・岡崎スカウト部長が「これから2度、3度と見たい選手」と話した本格派右腕だ。

 高1の秋で144キロを出すなど直球に定評があったが、「変化球が曲がらず、曲げようとする球が遅くなった」(古屋敷)。長谷川菊雄監督(40)から球の握りやコツなどを教わり、今は2種類のスライダーやツーシームなど、多くの球種を操るようになった。

 現法大・内沢航大(20)や現ロッテ・種市篤暉(18)と、古屋敷に似た直球が魅力の先輩投手がおり、古屋敷は「速さより質が大事と気づいた」。最高のお手本を参考に、冬場は学校近くの神社の階段をダッシュし、寮までの約6キロを走って帰ったりと下半身を徹底強化。その成果を球速だけでなく、チームの勝利につなげたい。

 7年ぶりの夏の甲子園出場を目指し、青森大会初戦は15日に金木・鰺ケ沢・深浦の連合チームと八戸長根球場で戦う。「工大一にきて本当によかった。監督さんとチームメートと一緒に甲子園に行って、最後は笑って終わりたい」と抱負を語った古屋敷。その右腕で青森を勝ち抜く。(有吉 広紀)

 ◆古屋敷 匠真(ふるやしき・たくま)2000年1月1日、青森・東北町生まれ。17歳。蛯沢小3年から「蛯沢クラブ」で野球を始める。東北中から八戸工大一に進み、1年秋からベンチ入り。180センチ、80キロ。右投左打。家族は両親。

最終更新:7/4(火) 10:02
スポーツ報知