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杉田祐一、目指す日本男子2人目シード!「乗り越えられる自分でいたい。上にいける」

7/4(火) 6:04配信

スポーツ報知

 【ロンドン3日=大和田佳世】男子プロテニスツアーのアンタルヤ・オープン(トルコ)で優勝した杉田祐一(28)=三菱電機=が、ウィンブルドン選手権の練習会場で初練習を行った。この日発表の世界ランクで66位から44位に浮上し、松岡修造(1992年46位)を抜き、錦織圭(最高4位)に続く、日本人歴代2位になった。4日の初戦では、4大大会本戦5度目の挑戦で初勝利を挙げ、さらなるランクアップを目指す。

 ツアータイトルを手に入れたばかりの杉田は、練習コートで30分ほど軽く練習して引き揚げた。優勝したアンタルヤはウィンブルドンと同じオールイングランド・クラブの監修を受けたコートだったが、感覚は大違い。「あちらがすごく速かったので、遅く感じる。合わせていきたい」と話した。

 ツアー初の準決勝進出から「アッという間」に優勝者となり、4大大会本番を迎えることになった。決勝後に移動し、ロンドン入りは翌朝5時でろくに寝られなかった。「お祝いの連絡はもらっているけれど、新聞やテレビは見ていないので、どうなんですかね」と知名度がグンと上がった実感はまだない。

 今季は得意の芝シーズンでの勝負を考え、クレー(赤土)シーズンから体作りの準備を進めていた。6月の下部大会で1セットも落とさずに優勝。「入りがよかった。いい形で結果が出た」とさらに自信を得てロンドンに乗り込んできたのは間違いない。

 1勝で満足するつもりはない。ウィンブルドンは「ランクを上げるチャンス」と考えている。目指すは錦織圭(日清食品)に続く、日本男子史上2人目の4大大会のシード。「とんとん拍子でいくとは思ってない。でも、苦しい戦いを経験しているから、乗り越えられる自分でいたい。上にいける」と上だけを見た。

 過去4年間で前哨戦を優勝した延べ18人のうち、1回戦敗退は2人だけ。相手は世界ランク230位のクライン(英国)。4大大会初勝利へ大きなチャンスと言える。連日40度を超す暑さで戦った疲労はあるが「回復できる時間はある。1つ1つ戦っていくだけ」。短い言葉に力を込めた。

最終更新:7/4(火) 6:04
スポーツ報知