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選手1人から野球部“再興” 2年ぶり夏の群馬大会 大間々高

7/3(月) 6:01配信

上毛新聞

 部員不足のため、昨夏の高校野球群馬大会に出場できなかった大間々高野球部が2年ぶりの夏に挑む。一時は選手1人だけになり、チームの存続が危ぶまれたが、今年は1年生7人が入部し、春季大会にも5季ぶりに出場した。日増しに大きくなる地元の声援を受け、12日に予定される初戦に臨む。

「今が一番楽しい」

 同部は2年前の夏に3年生が引退し、選手は一時1人だけになった。昨年は1年生2人が入部し、選手は3人に。卒業生が仕事や大学生活の合間を縫って練習に顔を出して支援した。今春の入試から、中学時の部活動の実績や学力を重視した選抜が始まり、10人の選手を確保した。

 人数不足で実戦的な練習ができない時期が続いたが、マネジャーの3年生2人はピッチングマシンへの球入れや球拾いなどで、献身的にチームを支えた。原田凜さんは「大会に出られることがこんなにうれしいとは思わなかった」とにっこり。平沼楓さんは「3年間で今が一番楽しい。引退したくない」と充実した表情を見せる。

 3年の岡田哲昇(てつのり)主将は「周囲の支えが励みになった。(1年の夏に)先輩たちと1勝した喜びをもう一度味わいたい」と闘志を燃やす。諏訪正浩監督(54)は「単独チームで大会に出ようと一生懸命だった。気持ちを切らさず、よくやってくれた」と部員をねぎらう。

 地元も2年ぶりの夏出場に沸いている。高校がある地元区長の鈴木義雄さん(72)は近所に声を掛けて、当日は球場で応援する予定だ。「昨年は出場できなくて寂しかった。ぜひとも勝ってほしい」と試合を心待ちにする。石原条市長は「人数が少なくても、大間々高として出場できるのは幸せ。市民の応援を力に変えてほしい」と激励した。

 群馬大会は8日開幕。大間々高の初戦は12日、上毛新聞敷島球場で高崎商高と対戦する。

上毛新聞社

最終更新:7/3(月) 11:24
上毛新聞