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タカサゴクロサギ輪禍、「運転、気をつけて」 奄美大島

7/3(月) 11:31配信

南海日日新聞

 鹿児島県奄美市笠利町万屋(まんや)の県道で6月28日、大けがをした迷鳥タカサゴクロサギが見つかった。けがの状況から交通事故に遭ったとみられ、動物病院へ運ばれたが、約5時間後に死んだ。関係者は「今後、観光客の来島で交通量が増えることも予想される。運転時は気を付けてほしい」と呼び掛けている。
 タカサゴクロサギはペリカン目サギ科。中国や東南アジア、オーストラリアなどに分布する。日本では迷鳥として知られ、奄美での目撃例も少ないという。
 見つかったのは奄美空港から約200メートルの万屋橋近く。午前9時前、出勤途中の女性が見つけ、奄美市笠利総合支所へ運んだ。保護した女性は「アマミノクロウサギの交通事故被害が報道されることも多く、鳥インフルエンザも心配だった」と話す。
 診察した「ゆいの島どうぶつ病院」(奄美市名瀬)の伊藤圭子院長によると、タカサゴクロサギは背骨が折れ、くちばしから出血していたという。
 伊藤獣医師は「法的なカテゴリーに入っていない動物については届け出の義務はない」としつつ、「珍鳥が人知れず奄美に来て、人知れず死んでいるかもしれない。見掛けたら関係機関に連絡してほしい」と強調する。
 梅雨明けし、夏シーズンに入った奄美ではレンタカーなど交通量の増加が見込まれる。笠利総合支所市民課は「奄美は希少種も多い。交通マナーを守って運転してほしい」と呼び掛けている。

南海日日新聞

最終更新:7/3(月) 11:31
南海日日新聞