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安川電機、中国の産ロボ技術者3倍増 美的集団などとの開発加速

7/3(月) 12:50配信

日刊工業新聞電子版

■美的・長盈の生産技術取り込む

 安川電機は2017年度中に、中国で産業用ロボットの技術者を約3倍に増やす。技術者を30人体制とし、提携する家電大手の美的集団など現地メーカーと、現地ニーズに即したロボットを開発する。中国では人件費高騰に加え、政府がロボットなどを活用した製造業の高度化を後押ししている。開発体制を強化して現地ニーズに迅速に対応し、成長需要を取り込む。

 安川電機はすでに江蘇省常州市を中心に広東省広州市などの拠点に約10人の技術者を配置。増員で電気通信機器産業向けロボットの開発を本格化する。従来、中国で主に自動車産業向けにロボットを供給してきた。

 同社は15年に美的集団、17年にスマートフォン関連製品の受託生産(EMS)を手がける深セン市長盈(チャンイン)精密技術と提携した。提携を機に開発段階から両社とそれぞれ連携できる体制を構築。安川のロボット技術と美的や長盈の生産技術をいかす。サーボモーターなどの基幹部品は安川の現地工場から調達し、その他の部品は両社の現地調達網をいかして価格競争力も高める計画だ。

 中国は人手不足などを背景に工場の自動化需要が拡大する。美的や長盈はロボットを活用して自社工場の生産を効率化する一方、そこで培ったノウハウの他社への販売も見据えている。安川は提携をテコに事業の拡大を図る。