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徘徊や急病高齢者の身元確認迅速化 社協の見守り事業開始

7/3(月) 15:14配信

両丹日日新聞

  京都府の福知山市社会福祉協議会(松田規会長)は3日、認知症による徘徊や外出先での救急搬送時など、高齢者の身元確認に24時間365日の態勢で対応できる「安心生活見守りキーホルダー事業」の運用を始めた。

 「物忘れの不安がある」「一人暮らしで心配」など、見守りを必要とする市内在住の高齢者や障害者を対象にした事業。氏名、住所、緊急連絡先、持病などの情報を事前登録してもらい、整理番号を記したキーホルダーを衣類や持ち物に付けて外出してもらう。外出時に何かあった場合、発見者に番号を知らせてもらって個人特定へつなげる。

 キーホルダーには、24時間態勢で運営する市社協「安心生活見守りセンター」の連絡先を載せているが、警察(110番)か消防(119番)への緊急通報を促す内容を併記して、まずは安全な保護を促す。社協は公的機関から正式に身元確認の照会がある場合にのみ情報を提供する。

 防水加工で縦約2センチ、横約6センチ。持ち出し機会が増えるように、一人につき5個を無料配布する。

運用を前に模擬訓練も

 2日には福知山駅周辺でキーホルダーを使用して模擬訓練をした。市社協が主催、惇明地区福祉推進協議会(土田康輔会長)が共催した。

 市社協、同地区の役員や一般市民、警察、消防など関係機関を含め約80人が参加。外を一人で歩いている認知症の高齢者や急病者がキーホルダーを持っていたとの想定で、要支援者の発見、緊急通報、身元照会までの一連の流れを順に追った。

 認知症による徘徊のケースは、セブンイレブン福知山駅南店の駐車場で行い、業務の合間を縫って店員も見学した。

 第一発見者役で声かけをした惇明地区民生児童委員協議会の女性(65)は「認知症かどうかは、ぱっと見ではわからず、判断が難しいところがありますが、まずはびっくりさせないように優しく声をかけることを心掛けるのが大切だと思いました」と話していた。

両丹日日新聞社

最終更新:7/3(月) 15:14
両丹日日新聞