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自転車も冷蔵庫も。シェアリングサービス海外動向 - Uber×スペースマーケット対談

7/3(月) 18:10配信

SENSORS

「シェアリングエコノミーの可能性」をテーマに行われたSENSORSサロン。ゲストに高橋正巳氏(Uber Japan)と重松大輔氏(スペースマーケット)を迎え、MCの落合陽一×齋藤精一がシェアリングエコノミーの現在と展望をディスカッションした。

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4回にわたってお届けする第2弾記事では二人が「シェアリングエコノミー」に携わるようになったきっかけ、海外のシェアリングエコノミー事情と注目すべきサービスについて語っていただいた。

■二人が「シェアリングエコノミー」サービスに携わるようになった理由

--改めて、「シェア」に力点を置いたサービスを二人が日本で始められたきっかけについてお伺いしてもよろしいですか?

高橋正巳(以下、高橋):私は前職、2014年までサンフランシスコに住んでいました。その当時、サンフランシスコ市内の公園で行われていた音楽の野外フェスに行くことがあったんです。何万人も来場するような大きなフェスだったのですが、帰るための交通手段がありませんでした。そのときに友達が、「面白いサービスがあるから、それを使ってみよう」と呼んでくれたのがUberだったんです。

はじめは何をしているのかよく分からなくて、スマホでボタンを押したら、いきなり黒塗りの車がドンと来た。それに乗り込んで彼の家に行ったのですが、降りるときに「みんなで割り勘しよう」と言ったら、「いやいや、大丈夫だから」と、勝手に決済されていたんですね。

--それがUberとの初めての出会いだったと。

高橋:それから自分もユーザーとして使うようになって、ゲーム感覚でリアルな配車をお願いできるのは面白いなと、頻繁に使うようになっていきました。この便利なサービスを日本でやると、どういう使われ方をするだろうかということを個人的に考えるようになったんです。日本は高齢者の人口が多いので、今後病院に行くときや買い物にいくときにバス停まで歩くのは大変。そこでUberのようなサービスがあれば便利ではないかと考えていました。そんな折に、日本代表を探していたUberから声がかかり、帰国して入社することになったんです。

--つづいて重松さんのきっかけもお聞かせいただけますか?

重松大輔(以下、重松):私は前職、イベント写真のビジネスをやっていました。ウェディング写真をインターネットで販売する新規事業を立ち上げるなかで、日本中の結婚式場に営業に行っていたんですが、日本中の立派な結婚式場が平日だとどこもガラガラだということに気づきました。聞けば、支配人や経営者の方も「平日を稼働させたい」とおっしゃっている。一方で、自分たちの会社のセミナールームも土日は空いていたんですね。そこで他の会社のセミナーや新卒採用説明会向けに貸し出したりもしていました。

4年ほど前に起業しようと思ったとき、ちょうどAirbnbが伸び始めていた時期で、「シェアリング」というキーワードに注目していたんです。今述べた空きスペースの現状を、シェアリングエコノミーという概念でマッチングすることができれば、絶対に商売になると思いました。

落合陽一(以下、落合):結婚式場は特に空いてますよね。ビデオを投影するプロジェクターを完備していたり、あらゆるインフラが揃っているのに空いているのはもったいない。

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最終更新:7/3(月) 18:10
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