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クインタレッリ、約20年ぶりバトンと”共演”に「すごく嬉しい」。GT-Rの前進にも手応え/スーパーGTテスト

7/3(月) 12:17配信

motorsport.com 日本版

 鈴鹿サーキットで6月30日(金)と7月1日(土)の2日間にわたって行われたスーパーGT公式合同テスト。先日行われたタイヤメーカーテストに引き続き、他を圧倒する速さをみせた#23 MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリ。今回のテストでの感触を振り返るとともに、カート時代のライバルだったジェンソン・バトンと久しぶりにレースができることを楽しみにしていると語った。

【写真】F1テストドライブを担当するロニー・クインタレッリ(2006年)

 6月上旬に行われたタイヤメーカーテストでも1分47秒台を記録するなど、昨年までのような他を圧倒する速さを取り戻しつつある#23 MOTUL AUTECH GT-R。その時も松田次生が「クルマとタイヤの方向性が見えてきた」と語っていたが、同じようにクインタレッリも調子が確実に上がってきていることをこのテストで実感していた様子だ。

「(一発が速いということは)間違いなくクルマが良くなってきている証拠ですね。調子が悪い時は一発でもタイムが出せないですからね。シーズン序盤と比べると確実に良くなっています」

 今回のテストは、8月の鈴鹿1000kmを見据えたものでもあった。それについて訊かれたクインタレッリは「一発のフィーリングは良いんですが、鈴鹿1000kmは一発よりも、決勝でのロングランが重要です。そこもしっかりデータを見極めていきたいですね」と、やや慎重な答え。それでも確かな手応えを掴んでいたようだ。

 またクインタレッリは、鈴鹿1000kmにスポット参戦する元F1王者のジェンソン・バトンとはカート時代でしのぎを削った仲。前回のテストで久しぶりの再会を果たし、今回もセッション後にピットレーンで談笑する姿がみられた。

 約20年ぶりにバトンと一緒に走ることについてクインタレッリは、「すごく嬉しいですね」と満面の笑みで答えてくれた。

「カートの頃は彼と一緒に同じカテゴリーでステップアップしていきました。当時彼はイタリアのチームで走っていましたね。あれから20年ほど経ちましたが、また一緒に走れるのは本当に嬉しい」

「初日の最後10分間(GT500専有走行)は、彼の走りを見ていたのですが、『すごく頑張っているな』という印象を受けました。いいアタックをしていたと思います」

「すごくナイスガイですし、久しぶりに会っても、普通に違和感なく、(当時から)時間が経っていないような感じで、嬉しかったです。彼にはいいレースをしてほしいですね」

 もちろん、クインタレッリ自らも鈴鹿1000kmは何としても好結果がほしいところ。通常よりも与えられるポイントが多くなるため、ここで上位に入れるか否かは、チャンピオン争いにも大きく影響していく。

「鈴鹿1000kmはポイントランキングで遅れをとっているチームにとっては最後のチャンスになります。ボーナスポイントもつくので、私たちにとってはすごく大事なレースになると思います」

 クインタレッリはそう意気込みを語った。

 前半3レースは全てレクサス勢が勝利していたが、6月に3回あったテスト走行で、かなりのレベルアップに成功したように見えるGT-R勢。鈴鹿1000kmをはじめ、中盤戦からの巻き返しに要注目である。

吉田知弘