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通話録音機750台配布 高齢世帯対象 県警など実施済み「撃退効果あり」

7/3(月) 10:07配信

長崎新聞

 特殊詐欺や悪質商法などの被害を防ごうと、長崎県は、固定電話に取り付ける通話録音機750台を県内の高齢者に無料で貸し出す。9月ごろ各世帯に配布予定。録音を相手に知らせることで、犯人側が警戒して電話を切る「撃退」効果が期待され、既に県警が貸与した機器で実績を上げている。

 電話をかけた相手に対し「詐欺防止のため会話が録音されます」などとメッセージを流す。犯人側は自分の声や犯行の手口が記録されるのを嫌がるため、電話を切らせて被害を未然に防ぐ。声紋鑑定で犯人を摘発し、証拠として使える可能性もある。

 県警が2015年6月から、同様の録音機を計約950世帯に貸与。これまでに被害はなく、効果を上げている。県警生活安全企画課が今年1月に実施した利用者アンケートでは、かかってきた電話の4分の1が警告音声の途中で切られていた。

 東彼波佐見町も15、16年度に計30台を独自に購入し、希望者に貸し出している。

 県は本年度予算に購入費など約745万円を計上した。県食品安全・消費生活課は「県警の取り組み結果を見て効果があると判断した。特殊詐欺だけでなく、悪質商法など広く高齢者の被害減少につながってほしい」としている。

長崎新聞社

最終更新:7/3(月) 10:07
長崎新聞