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ドイツGPは今季最悪のレースだったと語るクラッチロー「転倒の方がまだマシだった」/MotoGP

7/3(月) 17:44配信

motorsport.com 日本版

 カル・クラッチロー(LCRホンダ)は4番グリッドからドイツGPに臨んだが、スタート直後からポジションを落とし、最終的に10位でフィニッシュ。彼は、今季これまでの中で最もがっかりした結果だったと語った。

【写真】ドイツGPで優勝&3位のレプソル・ホンダ勢。タイヤ選択が正しければ、表彰台に上がれたと語るクラッチロー

 2013年と2016年にドイツGPで表彰台を獲得しているクラッチローだが、今回は優勝したマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)から24秒離された。

「おそらく、僕にとって今季最も残念なレースだった」と、彼はレース後に『BT Sport』に語った。

「クラッシュしたレースもあるが、まだその方が幸せだった。今回のレースが終わり、夏休みに入るのが嬉しいよ」

 彼は、前後ともにミディアムタイヤを選択してレースに臨んだが、トラフィックの中で走行したことでフロントタイヤの内圧が上がり過ぎてしまい、望んだような良い結果が得られなかったと明かした。

「フリー走行では、そんなに内圧が高くならなかった」と彼は述べた。

「レースでの違いは、他のライダーの後ろについたことだ。フロントタイヤの熱が内圧を上げてしまった。その内圧では、僕たちのバイクは乗るのが不可能なレベルだったんだ」

「マルクや3位のダニ(ペドロサ/レプソル・ホンダ)のように、前が開けている必要があった。今週末はペースが良かったので、彼らと同じくらい競争力があったはずだ」

「だから僕にとって、今季これまでで最もがっかりするような結果だった。今週末はずっとうまく乗れていたしレースでも良かったんだが、正しいフロントタイヤだけを持っていなかった」

 クラッチローはフロントにハードタイヤを選択しなかったことを後悔している。彼は雨の可能性を見越して、ドライで良い感触を持っていたハードタイヤではなく、発熱の良いミディアムタイヤを選択していたのだ。

「問題は、レースをスタートする時にすでにフロントがオーバーヒートしていたことだ。その時点で終わりだ。僕は、後退していかなければならなかった。3秒か4秒ひとりで走り、(タイヤが冷えてからは)リーダーと同じペースで走り始めることができた」

「しかしその後、他のライダーにまた詰まってしまった。それからまた同じ状況だ。まったく同じだったんだ」

「レース終盤にはタイヤが厳しくて、スローダウンを強いられた。それから僕がミスをして、(テック3ヤマハのヨハン)ザルコが僕に追いついてきた。ブレーキができなかったんだ。フロントタイヤがヨレてしまい、ブレーキの感触が一切なかった」

「ザルコは僕を捕まえた。彼とバトルをしてレースをフィニッシュできないか、彼を行かせてゴールするかのどちらかだった。だから、僕は彼を抜かせたんだ」

 クラッチローはフロントタイヤ温度の問題は、ホンダにとって頻発している問題だと述べたが、彼とチームは、今回のレースでその問題がこれほど深刻だとはまったく予想していなかったという。

「もし僕がレースの前に、どの位置でレースを終えられるか聞かれたなら、2位か3位だと答えていただろう」と彼は付け加えた。

Valentin Khorounzhiy