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県都への一極集中続く 最高路線価 富山のみ上昇/富山

7/3(月) 21:44配信

チューリップテレビ

 相続税や贈与税の算定基準となる土地の価格・路線価が発表されました。
 県内では、富山・高岡・魚津・砺波の4つの税務署の管内で、最高路線価が上昇したのは、富山駅前のみでした。

 県都に土地の需要が集まる一極集中の傾向が続いた格好です。
 国税庁が3日発表した今年1月時点の路線価。
 道路に面する1平方メートル当たりの土地の価格を算定したもので、県内では、4569地点で調査が行われました。

 「県内で最も路線価が高かったのは、富山駅の真ん前のこちらの地点です。北陸新幹線・開業効果による上昇傾向が今回も続いています」(京極記者)

 26年連続で県内最高額となった富山市桜町一丁目の駅前広場通り。
 1平方メートル当たり47万円で去年より2.2ポイント上昇しました。
 過去2年に比べると変動の幅こそ小さくなりましたが新幹線開業の年から3年連続の上昇です。
 県不動産鑑定士協会は、「開業効果のピークは過ぎたものの、今後も緩やかに路線価が上がり続ける」とみています。
 その理由としては、富山駅の南北を行き来しやすくする連続立体交差事業への期待感があることや、駅周辺で複数の再開発計画が進んでいることをあげています。

 「一方、高岡駅周辺では路線価の下落に歯止めがかかりません。その理由として考えられるのが、ここからおよそ2キロ南にある新高岡駅周辺への人の流れのシフトです」(京極記者)

 高岡税務署管内で路線価が最も高い高岡市末広町・末広町通りは、1平方メートルあたり8万7000円で去年とほぼ同じ3.3ポイントの下落となりました。
 新幹線が通る新高岡駅の周辺に賑わいの中心が移り続けていることが要因と見られます。
 また、同様に、特急が停車しなくなった魚津駅の付近でも路線価の下落が続きました。
 今回の路線価発表は、過去2年に続き新幹線の恩恵を受ける地域とそうでない地域で明暗が分かれる結果になりました。
 県不動産鑑定士協会では、「今後も県都への一極集中の傾向が続く」と見ています。

チューリップテレビ