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わずか5議席の民進党にホッとした空気が流れる2つの理由

7/3(月) 11:00配信

BuzzFeed Japan

主役にも、脇役にも、悪役にもなれない選挙戦でたった5議席。それでも党都連会長の松原仁・衆院議員は「民進党こそ安倍政権の暴走を止められるという期待、支援の輪が広がっている。手応えはあった」とポジティブな言葉を連発した。なぜ、ここまで前向きになれるのか?【BuzzFeed Japan / 石戸諭】

「逆風じゃない、神風が吹いていた」

安倍政権の支持率低下、選挙戦に入ってからの下村博文・都連会長のスキャンダル、稲田朋美防衛大臣の失言--。
都連幹部はこの政治状況を「民進党にとっては逆風どころか、神風が吹いていた」と例えた。
ところが、結果は現有7議席に対して公認23人、最終的な獲得は5議席。現有議席の維持すらできず民進党の存在感は最後まで薄かった、はずだった。
党本部に設けられた開票センターで、ラジオのレポーターは「2009年には54議席を獲得した都市型政党の面影はありません」と現場の様子を伝えるべく、リハーサルを繰り返していた。

ホッとした空気の理由その1:壊滅を免れた

それでも、現場に流れていたのは意外なまでのホッとした空気だった。開票が始まる前から、関係者の表情はどこか安堵感でいっぱいだった。
理由は2つある。
ひとつめの理由は明確だ。当初、都議選を前に離党者が相次ぎ、離党ドミノと揶揄された。民進党の獲得議席は現有7議席に対し、0や1という数字も報じられた。
つまり、民進党壊滅という予想である。それが「なんとか、議席数を気にするところまで持ち直したのだから」(党関係者)というわけだ。
当初は険しい表情で、報道各社のインタビューを受けていた松原さんも時間を追うごとに笑顔も見せるようになった。
午後10時過ぎには、待機時間中に「インタビューは何分?えっ10分、そんなにやるの?」と軽口をたたく余裕も見せる。
時間を追うごとに言葉も強さを増していく。
「都民ファーストのチラシに国政のことは書かれていない。民進党のチラシには、加計学園問題など国政のことが書かれている。いまは手に取ってもらえる」
「有権者は戦えるのは民進党だという認識を持っている。手応えはよくなっている。流れは従来とは変わってきているのは間違いない」
小池都知事に対する距離感の近さもアピールした。
「はっきり言って、都民ファーストの中にもともと民進党の支持者はたくさんいた。区会議員や市会議員も一部は都民ファーストの候補を応援していた」
都連幹部の一人は「我々は小池応援団でもある」とまで語っていた。

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最終更新:7/3(月) 11:00
BuzzFeed Japan

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