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「御朱印」の転売問題、ツイッターで苦言を呈した宮司の意図とは

7/3(月) 18:30配信

AbemaTIMES

 今、若い女性を中心に密かなブームとなっているのが、「御朱印」だ。ここ数年で御朱印を集める「御朱印ガール」と呼ばれる女性も現れている。

 御朱印とは、寺の本尊の名前や神社名などが墨書きされ、朱印が押されたもので、参拝した証となる。300~500円ほどのものが多い。

 御朱印集めを題材にした漫画も発表されるなど、過熱する「御朱印ブーム」。しかし、人気の一方で、一部の人たちによるマナー違反が問題になっているという。

■宮司が「もう来ないで下さい」とツイートした意図

 茨城県・八坂神社が5月から頒布していた御朱印帳。ネットオークションに出品され、約3倍の価格で出品されていることを知った宮司は、ツイッターで苦言を呈した。

 「神社頒布品をオークションに出品し利益を得る行為は許せません。頒布品は祓いをし神徳を得られるように祈願しております。一般商品とは違うものなんです。もう来ないで下さい。」

 このつぶやきは拡散され、4万リツイートを突破。御朱印愛好家たちは、「(御朱印)は参拝あってのものなので、転売はやっぱり良くないと思う」「ありえない。最初から転売する人たちは、目的が違うのかな」と転売を非難する。

 ツイッターに寄せられた反応も、「非の打ち所なく正論」「八坂神社さんにエールを贈りたい」など、宮司を支持するコメントが大半だった。

 しかし、中には「買ったものをどうしようが人の勝手」「そちらの神様は来る人を選ぶのか」との意見もある。

 騒動の渦中にいる八坂神社の下村良弘宮司は、「4万リツイートということで、この反響の多さにはとても驚いている」と話す。

 下村宮司の前職は、なんとWebデザイナーだ。宮司という職業が一般の人にとってミステリアスな印象を持たれていると感じた下村宮司は、SNSを通じて、日々の近況などを発信している。

 そんななか、御朱印帳のことも制作過程の段階からSNSで報告。そのため、オークションサイトの出品者もツイッターを見ていたと確信し、今回のツイートに繋がった。

 下村宮司は、「『もう来ないで下さい』という言葉が、だいぶ皆様に残っているようだが、御朱印帳を転売目的で、何冊もお求めになっていたので、そういう方はもう来ないでください、ご遠慮いただきたい、という気持ちで申し上げた」と思いを語る。

 御朱印ブーム自体については、「神社・仏閣を知ってもらう良い機会」とする一方で、「御朱印を集めたいという心を増長させてしまうような頒布方法が多くなっているのも事実。オークションに出品している方、買ってしまう方だけの問題ではなく、我々も御朱印はどういうものか一度考え直して、問題が少しでも減るように努力する必要がある」との見方を示した。

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最終更新:7/3(月) 18:30
AbemaTIMES