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施設暮らしに潤いを 老人ホームで「出前花屋」

7/3(月) 14:00配信

カナロコ by 神奈川新聞

 横須賀市久里浜で生花店「NOON FLOS」(ヌーン フロス)を経営する青柳恭子さん(50)が、「小さなお花屋さんがやってくる!」と題して、市内の老人ホームで直接販売する事業を手掛けている。楽しそうに花を選ぶ入所者の姿に「花があることで多くの人に元気になってほしい。今後、訪れる施設を増やしたい」と意気込んでいる。

 青柳さんは、昨年3月から毎月第3木曜日に老人ホーム「ナーシングホーム北久里浜」(同市根岸町)を訪問。季節の花を中心に10種類ほどをブリキのおけに入れて持参している。

 今月15日の訪問時には入所者の女性たちが続々と集まり、ヒマワリ、ケイトウ、リンドウなどを前に「夏らしい」「すてき」と笑顔。青柳さんと会話を楽しみながら、花束のアレンジを考えていた。

 同事業は、青柳さんが以前に別の施設で花の直接販売を行っていたと知った施設側が依頼。当初は、あらかじめ花束にして販売していたが、自分で選ぶ楽しさを重視して現在のスタイルに変更した。

 「お花が一輪あるだけで部屋が明るくなるのよ」と話し掛けられることもあるという青柳さん。「施設での生活の楽しみや刺激になっているといい」と願いを込める。

 同施設も「施設では全て用意されていて、自分ですることがなくなってしまいがち。お花を自分で選んで生けるのは、生活の質や認知機能にもいいこと」と話している。