ここから本文です

新吉久電停「島式」改修完了 万葉線下り線

7/3(月) 22:00配信

北日本新聞

 高岡、射水両市を結ぶ路面電車・万葉線の新吉久電停(高岡市吉久)で、「ペイント式」から安全性の高い「島式」に改修する工事が完了し、完成記念式典が3日、同電停で開かれた。改修されたのは事故が相次いだ下りの電停のみ。

 同電停では2008年に女性=当時(81)=が車にはねられて死亡し、13年にも重体事故が発生。利用者の安全確保のため、6月から周辺道路の拡幅に合わせて工事を行い、下りの電停を島式に切り替えた。上りは道路拡張が難しいことなどから実施しない。

 改修した電停にはスロープや点字ブロックを配置。吉久地区の町家の写真や観光マップも掲示するほか、電車接近を知らせる英語の案内放送も行う。整備費は約1100万円で、「とやま呉西圏域」の事業の一つして高岡、射水両市が一部を補助した。

 万葉線の25電停のうち、残るペイント式は新吉久の上り線と吉久、片原町の3電停。片原町電停でも電車待ちの男性がはねられる事故が起きているが、運行会社の万葉線株式会社は「道路拡幅が困難なため、今のところ改修予定はない」としている。

 式典では、竹平栄太郎社長が「安心、安全な運行に努力していきたい」とあいさつ。高橋正樹高岡市長、橘慶一郎復興副大臣らが祝辞を述べた。関係者がくす玉を割って完成を祝ったほか、吉久ひなどり保育園児が電車の車掌に花束を手渡した。

北日本新聞社

最終更新:7/3(月) 22:00
北日本新聞