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夏本番へ、熱中症に注意 「水分、塩分補給を」

7/3(月) 17:01配信

紀伊民報

 猛暑が予想される夏を前に、和歌山県の田辺市消防本部が熱中症の予防を呼び掛けている。6月中にあった熱中症の疑いによる救急搬送は、昨年はゼロだったが今年は3件。市消防本部の横矢悟指導救命士(47)は「屋内にいるときにも熱中症は発生する。涼しくても熱中症になるということを意識して、こまめに水分と塩分を補給してほしい」と話している。

 熱中症は、汗をかくなどして体内の水分や塩分が不足し、体温調節機能が働かなくなって起こる体調不良。体温が上がり、めまいや気分の悪さ、頭痛といった症状がみられる。重症化するとけいれんや意識障害が起き、最悪の場合は死に至るケースもある。家の中で動かずにいても、室温や湿度の高さから熱中症になることもある。

 田辺市消防本部の調べでは、管内で5、6月に熱中症の疑いで救急搬送したのは5人。そのうち、屋外での搬送が4人、屋内では1人。症状は、軽症が4人、中等症(入院3週間未満)が1人だった。年齢別では、10代1人、20代1人、50代1人、60代1人、90代1人。日中のほか、午後5時台や午後8時台での発生もあった。

 横矢指導救命士によると、若い人に比べて体の水分量が少なく、基礎疾患を持つ人が多い高齢者は比較的重症化しやすい。「1人暮らしなどの生活環境も重症となる要因の一つ。周囲の人が気を付けてあげて、お年寄りをサポートすることも大切だと思う」という。

最終更新:7/3(月) 17:01
紀伊民報