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雨が続けば崩落も 上富田町の地滑り

7/3(月) 17:00配信

紀伊民報

 地滑りの恐れのため、和歌山県上富田町岩田の立平地区に出ている避難指示は、3日正午現在も解除のめどは立っていない。4日以降に台風3号が本州を通過すると予想されており、現場を調査した土砂災害の専門家は「雨が降り続くと土砂が一気に崩壊する可能性がある」と注意を呼び掛けている。

 町が立平地区の住民11世帯、27人に避難指示を出したのは6月30日。対象住民は親類宅などに避難している。

 1日夜には同町朝来の町役場で住民説明会があり、避難対象地区や周辺の12世帯、18人が参加。住民からは「いつごろ戻れるのか」などの質問があった。2日午後3時~5時には対象住民の一時帰宅が許され、住民らは貴重品や着替え、食料などを自宅から持ち出した。

 斜面の亀裂は数十カ所あり、降り続いた雨の影響で亀裂が大きく動いている。地滑りの被害を防ぐには地盤に含んだ水分を抜く必要があり、県は2日から水抜きのための工事に取り掛かっている。町によると、工事は少なくとも1カ月かかるという。

 町内で空き家を借りて避難生活を送っている40代の男性は「いつ帰れるか分からないので不安だ。避難している人の中には小学校へ通っている子どもや妊婦もいて、避難が長期になると心身の疲れが出てくる。早く復旧してほしい」と話している。

最終更新:7/3(月) 17:00
紀伊民報