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債券上昇、日銀オペや金利上昇の反動-先物・中期ゾーンけん制との声

7/3(月) 8:12配信

Bloomberg

債券相場は上昇。前週末に長期債などの現物債利回りが大幅上昇したことの反動買いに加えて、日本銀行がこの日に実施した国債買い入れオペの結果を受けて、先物や中期債ゾーン中心に買いが優勢となった。

3日の長期国債先物市場で中心限月9月物は、前週末比横ばいの150円11銭で開始。その後は徐々に水準を切り上げ、午後に入ると150円19銭まで上昇。結局は5銭高の150円16銭で引けた。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジストは、「きょうは米欧の金利が上がっていたことを考えれば底堅いという印象。先週末に意外感があるくらい金利が上がったので、その反動的な買い戻しもあったかもしれない」と話した。日銀買いオペについては、「7月の買い入れ計画では一部で減額観測も出ていたと思うので、減額がなかったことも追加的な安心材料。きょうのオペも変わりなく、サポート材料となった」と述べた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の347回債利回りは、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.08%で始まり、その後も同水準で推移した。先週末は一時0.085%と3カ月半ぶり高水準を付けた。新発2年物の378回債利回りは変わらずのマイナス0.12%で開始し、その後マイナス0.125%に下げた。

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、中期債の堅調推移について、「海外金利上昇の影響でそんなに上値はないが、都議会選挙での自民党大敗を受けて、リスク回避的に短めのゾーンが買われている面もあるかもしれない」と述べた。

超長期債は軟調。新発20年物の161回債利回りは0.5bp高い0.595%、6日に30年債入札を控えている新発30年物の55回債利回りは0.5bp高い0.85%に上昇した。

6月30日の米債相場は下落。米10年債利回りは前日比4bp高い2.30%で引けた。金融緩和縮小の思惑が続く欧州債が売られ、米国債も引き続き売りが優勢だった。ドイツ10年物国債利回りは1bp高い0.47%程度と3月以来の水準に上昇した。

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最終更新:7/3(月) 15:30
Bloomberg