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「本当のユーザー行動」を知ることでCVRが127%にアップ! スタッフサービスはいったい何をしたのか?

7/4(火) 7:06配信

Web担当者Forum

「スタッフサービス メディカル」は、競合が多い求人サイトのなかで「どうやったらユーザーに選んでいただけるのか」という悩みを抱えていたが、思い切ったサイト改善を行いスマートフォンサイトのコンバージョン率を127%に引き上げた。そのカギとなったのは「ユーザーの本当の行動を知る」という取り組みだった。

 

従来の改善施策では「次の一手」が見えずに行き詰まっていた

スタッフサービス・ホールディングスは、事業領域ごとに人材派遣のサイトを運営している。「人材を募集する企業」と「応募するスタッフ」をマッチングすることがサイトの目的だ。

人材派遣業界は季節変動が激しく、年度末の3月が最大の繁忙期だ。大手企業は複数の派遣会社に一斉に募集を載せるため、同じ条件の募集が多数の競合サイトに掲載されることも多い。そのなかで「どうやって自社を選んでいただくか」「どうやったらユーザーから見て一番になれるのか」が勝負となる。

同社の神谷亮介氏は、事業ごとに分かれる複数のサイト改善や集客、外向けのPRなど「ユーザーとのコミュニケーション」にかかわることを広く扱っている。

同社はこれまでも訪問データの分析とA/Bテストをくり返し、サイト改善を行ってきた。しかしスマートフォンの狭い画面では、行えるテストや表示できるコンテンツにも限界があり、「これ以上何をやればいいのか」という行き詰まりを感じていた。

今回、同社が運営する医療・介護系求人サイトの「スタッフサービス メディカル」のコンバージョン率を127%に引き上げたのは、思い切ったサイト改善だった。「職を探す」という最重要アクションの位置を下げて、「サイトの特徴」と「よくある質問」の位置を引き上げたのだ。その判断のもとになったのは「実際のユーザー行動を知る」という取り組みだ。

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「これ以上何をすればいいのか」という行き詰まりを打開したのは「実際のユーザー行動を知る」こと
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「本当のユーザーの行動を知りたい」という思いで試行錯誤した

同社はアクセス解析ツールで訪問データを分析していたが、神谷氏はそれだけでは不十分だと感じ、「本当のユーザーの行動を知りたい」という気持ちを強く持っていた。

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「サイトにはAdobe Analyticsを入れていて、普段から訪問データを見ています。そのデータから見えることは当然改善していくのですが、「ユーザーが本当にどのように動いているのか?」ということは、データだけで見るには限界がありました。(神谷氏)
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「こうではないか」と仮説を立てようにも、根拠がないと社内を説得して施策につなげることは難しい。そこで試したのは1対1のユーザーインタビューだった。しかし、期待どおりの成果にはつながらなかった。

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1対1のインタビューは、「人」にすごく依存してしまうんですね。わざわざインタビューに来てくれる人はやっぱり思いが強い人が多くて、ヘビーユーザー寄りのデータになってしまうんです。(神谷氏)
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実際にインタビュー結果をもとに何度かサイト改善を行ったが、あまり良い成果は出なかったという。特にメディカル(医療・介護)の領域では、中心のターゲットユーザーは主婦層だ。利用デバイスはスマートフォンで、ITに特別強いユーザーではない。スマートフォンの狭い画面で、一体何を見せればいいのか。

神谷氏は、本格的に「ユーザー行動を知る」ための取り組みを始めた。そこで使った手法は「コンテンツ貢献度のバブルチャート」と「ヒートマップ」の2つだ。


■ [方法1] バブルチャートでコンテンツ貢献度を明らかにする

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最終更新:7/4(火) 7:06
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