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【マレーシア】北部で食用フグ販売、加工の危険性指摘も

7/4(火) 11:30配信

NNA

 マレーシア北部諸州で、このところフグが食用魚として扱われるようになり、切り身が市場で流通している。国内ではフグ販売に規制がなく、違法ではないものの、業者による処理が雑なため、危険性を指摘する声がある。3日付スターが伝えた。
 マレーシア近海では32種類のフグが生息しているが、国内ではこれまで食用魚とみなされず、網にかかっても廃棄されていた。しかし、同紙によると北部のペナン、クダ、ペラの各州では近年、高価な白身魚の代用として人気が出ており、数隻の漁船がフグ漁を開始。生鮮市場で「クリスタルフィッシュ」という名目で、切り身が1キログラム当たり18~20リンギ(約471~524円)で販売されている。
 マレーシアではフグが食用魚ではなかったため、販売を禁止する法令はない。このため、フグ毒の処理などに関するルールもなく、切り身加工は業者に委ねられている。ただ、関係者が同紙に明らかにしたところによると、業者がフグの知識が少ない外国人労働者を雇い、簡単な指示を出すだけで加工するなど、かなりずさんな方法で処理しているのが実情だ。
 ■14年までに17件のフグ毒死亡例
 国内では1985年から2014年までに、フグの毒による健康被害が55件、死亡が17件発生しており、当局者は、業者は極めて無責任で、倫理的な問題があるとして、注意を喚起している。保健省は、毒を除去する処置をしていないフグの販売を禁止する法律を近く施行する計画だとしている。

最終更新:7/4(火) 11:30
NNA