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好日程の反動が後半一気に 首位楽天を“6連戦地獄”が待つ

7/4(火) 11:56配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 さる2日、楽天の松井裕樹(21)が今季34試合目の登板にして初めてセーブに失敗。ここまで23セーブを挙げるストッパーは、ほんの1カ月前にこんなことを言っていた。

「連投しても、試合が続かないのが良かった。4月はだいぶラクでした。6連戦とそうじゃないのでは疲労のたまり方が全然違う」

 楽天は今季68試合を消化。つまり、チーム試合数の半分に登板していることになる。これだけフル回転しながらも「ラク」と言うのは本人の言葉通り、日程に恵まれた面も大きかったからだ。

 楽天は交流戦前まで3連戦が極端に少なく、4月は2連戦のカードが5つ、5月も2つあった。一方、首位を争うソフトバンクは開幕から1カ月はすべて6連戦。5月に1度だけ2連戦があったが、その後も交流戦が終わるまでずっと6連戦が続いた。

 その反動が、後半戦の楽天には一気に押し寄せる。球宴明けの今月18日を皮切りに、7度の6連戦が9月3日まで途切れることなく続く。大方の予想に反して、開幕直後から首位を突っ走ってきた楽天は、戦力的には目いっぱい。チーム周辺からは「連戦地獄を耐え抜けるか」との声が聞こえているのだ。

■ソフトバンクは余裕しゃくしゃく

 反対に、ここまで76試合と消化試合数の多いソフトバンクは今月29日~8月6日の9連戦を除けば、6連戦は8月後半の1度だけ。球宴明けはかなり楽な日程になる。前半、「過密スケジュール」の中で和田、千賀、武田ら先発3本柱を欠き、内川やデスパイネが離脱しながらも交流戦3連覇。選手層の厚さをみせつけた。

 先月末には、その内川とデスパイネが復帰。ただでさえ豊富な戦力は万全になりつつある。

 交流戦前、楽天が好調な理由を藤田一也(35)に聞くと、こう言っていた。

「若い選手がのびのびやって、それをベテランが支える形ができている」

 しかし、今は茂木ら若手が故障中。松井裕の火消し失敗は苦戦を知らせる序章だったのか。楽天は過酷な夏を迎える。