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西調布に将棋クラブ プロ棋士ブームに沸く中、99歳の店主が夢実現 /東京

7/4(火) 11:30配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 最年少プロ棋士で中学3年生の藤井聡太四段が最多連勝記録を30年ぶりに更新し、タイトル獲得の最年少記録を期待される中、西調布駅近くの旧甲州街道沿いに6月7日、「将棋倶楽部(クラブ)中むら」(調布市上石原1、TEL 042-482-4847)がオープンした。(調布経済新聞)

「将棋倶楽部(クラブ)中むら」の外観

 今年3月31日、99歳の店主・中村弘さんは103年続いた「中村履物店」を閉店したばかり。高齢の中村さんを心配し、「閉店後は無理をせずゆっくり過ごしては」と言う親族や知人もいる中、内装を変え、約2カ月後に「将棋倶楽部」をオープンし、閉店時に語った夢を実現した。「囲碁の方が人口は多いので、隙があれば碁会所にしようかな」と、冗談を交えるほどの健在ぶり。

 子どもの頃、昭和の夏の風物詩だった「縁台将棋」で、近隣住民から教わり相手をしたことで将棋を覚えた中村さん。長年の夢だったクラブには、テーブル20席を用意し、10組が対局できるよう将棋盤と駒を準備する。来店客は対局カードを作成し、同クラブでの対戦の記録を保存していく。開店から少しずつ客も増え、自身も将棋を楽しんでいるという。

 来店中の男性客は「以前あった民間の将棋クラブはなくなったので、知る限り市内で常設クラブは新しくできたここ1軒だけ。将棋ブームの波に乗って、ますますにぎやかになるのでは」と話す。

 中村さんは「初心者も将棋が強い人も大歓迎。好きなときに好きなだけ、指しに来てもらえれば。『将棋倶楽部中むら』は始まったばかりだが、新しい何かに挑戦することが、長生きの秘訣(ひけつ)のように思う。生きている限りは続けたいので、何歳までやれるか見ていて」と元気に話す。

 営業時間は13時~18時。料金は、大人=300円、中学生以下=150円。初心者らのルール説明にも対応。

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